収納付きベッドは、ベッド下の空間を衣類や寝具の収納場所として使えるベッドフレームです。収納家具を置くスペースが限られる寝室や、一人暮らしのワンルームにも取り入れやすい特徴があります。
一方で、引き出しが開けにくい、思ったほど収納できない、湿気がこもる、ベッドが高くて圧迫感が出るなど、購入後に気づきやすいデメリットもあります。収納量だけで選ぶと、部屋の動線や収納したい物に合わないことがあります。
引き出し式と跳ね上げ式の違いを中心に、収納量、サイズ、ロフト型や畳タイプ、マットレスの有無、湿気対策などを比較しながら、自分の部屋に合う収納付きベッドの選び方を紹介します。
収納付きベッドの種類と違いを比較
収納付きベッドは、収納部分の開け方によって使い勝手が変わります。普段使う物を入れるのか、季節物をまとめるのかを決めると、候補を絞りやすくなります。
- 引き出し式
- 跳ね上げ式
- ベッド下収納ボックス式
- ロフトベッド型
- 畳の収納付きベッド
結論|普段使いは引き出し式、大容量なら跳ね上げ式
収納部分の開閉方式は、主に引き出し式・跳ね上げ式・ベッド下収納ボックス式の3タイプに分けられます。
衣類やシーツなどを頻繁に出し入れするなら引き出し式、布団やスーツケースなどの大きな物をまとめたいなら跳ね上げ式が候補です。価格や移動のしやすさを重視する場合は、脚付きベッドやすのこベッドの下へ別売りの収納ボックスを入れる方法もあります。
フランスベッドの収納付きベッド解説でも、引き出し式や跳ね上げ式など、収納方法による違いが紹介されています。
まずは、収納量と出し入れのしやすさを比べます。
| 種類 | 収納量 | 出し入れ |
|---|---|---|
| 引き出し式 | 中程度 | 日常的に使いやすい |
| 跳ね上げ式 | 多い | 開閉にひと手間かかる |
| 収納ボックス式 | ボックスの数による | ボックスごとに取り出せる |
次に、設置に必要な空間と、入れやすい物を比べます。
| 種類 | 必要な空間 | 向いている物 |
|---|---|---|
| 引き出し式 | ベッド横に引き出す空間 | 衣類・シーツ・小物 |
| 跳ね上げ式 | 開閉作業をする空間 | 布団・スーツケース・季節家電 |
| 収納ボックス式 | ベッド横に取り出す空間 | 衣類・小物・予備の寝具 |
毎日使う物は引き出し式、季節ごとに出し入れする大きな物は跳ね上げ式という分け方が、最初の判断基準になります。
引き出し式は普段使いの衣類や寝具を入れやすい
引き出し付きの収納ベッドは、ベッドの側面から引き出しを開けるタイプです。衣類、タオル、シーツ、枕カバーなど、日常的に使う物を分けて収納できます。
一方で、引き出しを手前まで開けるための空間が必要です。ベッドの横に机、チェスト、壁などがあると、引き出しを最後まで開けられない場合があります。
- 引き出しの奥行き
- 引き出した状態の寸法
- 人が立ったりしゃがんだりする通路幅
- 引き出しを取り付ける左右の向き
引き出しの向きを左右で変更できる商品もありますが、片側固定の商品もあります。左右を変更できる商品でも、組み立て後に向きを変えるには、ベッドの分解や再組み立てが必要になる場合があります。
引き出し式はBOX構造とオープン構造に分かれる
同じ引き出し付きベッドでも、引き出しを支える構造に違いがあります。
BOX構造は、箱型の収納部分がベッド下に組み込まれているタイプです。収納部分が囲われているため、引き出しの周囲からほこりが入りにくい特徴があります。
ただし、構造がしっかりしている分、ベッド本体は重くなりやすく、価格も高くなる傾向があります。
オープン構造や吊り式は、ベッド下に簡易的な引き出しを取り付けるタイプです。比較的軽く、価格を抑えた収納付きベッドにも採用されています。
引き出しの周囲が箱で囲われていない商品では、床のほこりが入りやすくなります。衣類や寝具を入れる場合は、ふた付きケースや収納袋を併用すると管理しやすくなります。
跳ね上げ式はベッド下全体を大容量収納にできる
跳ね上げ式の収納付きベッドは、床板とマットレスを持ち上げて、ベッド下の収納庫を開くタイプです。
フランスベッドのファディアでは、引き出し式と跳ね上げ式が用意され、跳ね上げ式は大型の荷物を収納できるタイプとして案内されています。
- 掛け布団や毛布
- 季節外の寝具
- スーツケース
- ラグやカーペット
- 扇風機などの季節家電
- 長さのある収納ケース
ベッド横に引き出しを開ける空間がなくても使えるため、家具を近くに置きたい部屋にも合わせやすいでしょう。
ただし、収納物を取り出すたびに床板とマットレスを持ち上げます。頻繁に使う衣類や小物よりも、季節ごとに入れ替える物の収納に向いています。
跳ね上げ式は縦開きと横開きで動線が異なる
縦開きは、ベッドの足元側から床板を持ち上げるタイプです。左右の壁や家具の影響を受けにくく、ベッドの両側を壁に近づけやすい特徴があります。
横開きは、ベッドの側面から持ち上げるタイプです。収納庫の奥まで手が届きやすく、ベッドの片側を壁に寄せるレイアウトにも合わせやすい場合があります。
開く方向や必要な作業空間は商品によって異なります。縦開きか横開きかだけでなく、実際にどこに立って収納物を出し入れするかまで確認します。
跳ね上げる方向だけでなく、開けた状態で人が立てる場所と、収納物を持ち上げられる動線も確認しておきます。
収納ボックス式は移動や入れ替えがしやすい
脚付きベッドや床下に空間があるすのこベッドへ、キャスター付き収納や収納ケースを入れる方法もあります。
IKEAのベッド下収納には、ふた付きやキャスター付きなど複数のタイプがあります。ベッドと収納を分けて選べるため、引っ越しや模様替えにも対応しやすい方法です。
収納ボックスを取り出せばベッド下を掃除しやすく、収納が不要になった場合は通常のベッドとして使えます。
ただし、ベッド下の高さに合うケースを探す必要があります。床とフレームの間に十分な高さがないと、収納ケースのふたや持ち手が引っかかることがあります。
ロフトベッド型は床面を広く使える
ロフトベッドは、寝床を高い位置に設置し、その下を収納や家具の設置場所として使うタイプです。ベッド下へチェスト、ハンガーラック、収納棚などを置けるため、床面積が限られるワンルームや子供部屋でも空間を活用できます。
ただし、一般的な収納付きベッドとは異なり、ベッドへ上がるためには、はしごや階段を使います。
- 床から寝床までの高さ
- 寝床から天井までの距離
- はしごや階段を置く空間
- 収納家具を置けるベッド下の高さ
- 部屋全体の圧迫感
- 耐荷重や使用条件
天井との距離が近すぎると、起き上がったときに窮屈に感じる場合があります。収納量だけでなく、昇り降りのしやすさや部屋の天井高も判断材料になります。
畳の収納付きベッドは布団を使いたい人にも合わせやすい
畳の収納付きベッドは、床板部分に畳を使用したベッドです。畳の下に引き出しや跳ね上げ式の収納を備えた商品もあり、布団を敷いて寝たい人や、和室に合うデザインを探している人の候補になります。
使用する布団やマットレスは、商品の仕様に合っているか確認が必要です。床板が畳でも、敷布団を長期間敷いたままにすると、湿気がこもりやすくなることがあります。
定期的に布団を上げ、畳や収納部分へ風を通せるようにすると管理しやすくなります。
収納量を基準にした収納付きベッドの選び方
収納量が多くても、入れたい物が収まらなかったり、引き出しを開けられなかったりすると使いにくくなります。収納物の大きさと部屋の動線を先に確認します。
- 収納したい物
- 収納部分の内寸
- ベッドとマットレスの総高
- 引き出しを開ける空間
- マットレスの有無
- 色とヘッドボード
何を入れるか決めてから収納方式を選ぶ
収納付きベッドを選ぶ前に、ベッド下へ何を入れたいかを決めておくと、必要な収納量を判断しやすくなります。
| 入れたい物 | 選びやすいタイプ |
|---|---|
| 下着・衣類・タオル | 引き出し式 |
| シーツ・枕カバー | 引き出し式 |
| 毛布・掛け布団 | 深型引き出し式・跳ね上げ式 |
| スーツケース | 跳ね上げ式 |
| 季節家電 | 跳ね上げ式 |
| 小物・使用頻度の低い物 | 収納ボックス式 |
| 長さのある物 | 仕切りの少ない跳ね上げ式 |
引き出しの数が多くても、一つひとつが浅いと、厚みのある布団やスーツケースは入りません。
反対に、跳ね上げ式は収納量が多くても、細かな衣類をそのまま入れると整理しにくくなります。収納ケースや仕切りを使う前提で考えると使いやすくなります。
収納量は外寸ではなく内寸で比較する
収納付きベッドの大きさと、実際に物を入れられる大きさは同じではありません。商品を比較するときは、収納内寸を確認します。
- 収納部分の幅
- 奥行き
- 深さ
- 引き出し一杯あたりの内寸
- 収納部の仕切りや補強材
- 引き出しの耐荷重
ベッド下全体が広く見えても、中央の補強材やフレームによって収納スペースが分かれている場合があります。
「大容量」と書かれているかだけで判断せず、入れたいスーツケースや収納ケースの実寸と内寸を比べることが重要です。
外寸が大きくても、補強材や仕切りで収納できる範囲が狭い場合があります。収納内寸を基準に比較します。
シングル・セミダブル・ダブルは寝る人数と部屋の広さで選ぶ
収納付きベッドは、シングル、セミダブル、ダブル、クイーンなど、サイズが大きくなるほど収納部分も広くなる傾向があります。
ただし、収納量を増やすためだけに大きなベッドを選ぶと、部屋の通路が狭くなったり、引き出しを開けられなくなったりすることがあります。
シングル・セミシングル
一人暮らしやコンパクトな寝室に置きやすいサイズです。部屋の横幅が限られる場合は、通常のシングルより幅が狭いセミシングルも候補になります。
寝返りを打てる幅や使用するマットレスの種類も確認が必要です。身長や部屋の形によっては、ショート丈ベッドも選択肢になります。
セミダブル
一人でゆったり寝たい人に向いています。シングルより収納スペースを確保しやすい一方、フレームの幅も広くなります。
引き出し式を選ぶ場合は、ベッド本体と引き出しを開く空間を合わせた寸法で確認します。
ダブル・クイーン
二人で使用する場合や、収納量を増やしたい場合の候補です。サイズが大きいほどフレームやマットレスも重くなります。
跳ね上げ式では、使用できるマットレスの重さや厚さが指定されていることがあります。引っ越しや部屋の移動を予定している場合は、玄関、廊下、階段を通せる梱包サイズも判断材料になります。
高さと収納量のバランスを確認する
収納付きベッドは、収納スペースを確保するため、一般的なローベッドより床面が高くなりやすい傾向があります。
深型の引き出しや大容量の跳ね上げ収納は、厚みのある物を入れやすい一方で、マットレスを載せると寝床がさらに高くなります。
寝床が高いと立ち座りしやすく感じる人もいますが、小さな部屋では圧迫感が出ることがあります。低めを選ぶと見た目はすっきりしますが、収納部分の深さは限られます。
収納したい物の高さと、マットレスを載せたあとの総高を両方確認します。
引き出しを開ける左右の空間を測る
引き出し付きベッドでは、ベッド横の空きスペースが使いやすさを左右します。
- 壁
- ドア
- クローゼットの扉
- 机やチェスト
- カーテン
- 暖房器具
- コンセント
引き出しの向きを左右で変更できる商品でも、組み立て時に向きを決めるタイプがあります。将来レイアウトを変える可能性がある場合は、左右どちらにも取り付けられるか、再組み立てが必要かを確認します。
マットレス付きかフレームのみかを確認する
収納付きベッドには、マットレス付きの商品と、ベッドフレームのみの商品があります。
マットレス付きは、フレームとマットレスを一度にそろえやすい点がメリットです。フレームのみの商品は、硬さ、厚さ、素材などを自分の好みに合わせて選びやすくなります。
価格を比較するときは、マットレスが含まれているかどうかをそろえて確認します。マットレス付きの商品が安く見えても、マットレスの種類、送料、組み立て費用によって総額は変わります。
跳ね上げ式では、使用できるマットレスの重量や厚さが指定されている場合もあります。敷布団を直接使いたい場合は、床板の構造やメーカーが案内する使用条件を確認します。
マットレス付きとフレームのみでは、表示価格の条件が異なります。送料や組み立て費用も含めて比べます。
おしゃれに見せたい場合は高さ・色・ヘッドボードで選ぶ
収納付きベッドは収納量が多いほど、フレームの高さや厚みが増えやすくなります。小さな部屋をすっきり見せたい場合は、低めのフレームやヘッドレスタイプが候補です。
宮なしのヘッドレスベッドは、ベッド全体の長さを抑えやすく、部屋に置いたときの圧迫感も軽減しやすくなります。
- 白・ホワイト系:明るく軽い印象
- 明るい木目:ナチュラルな印象
- グレー:落ち着いた雰囲気
- 濃い木目:重厚感のある雰囲気
かわいらしい雰囲気にしたい場合は、白を基調としたフレームや、丸みのある形、装飾のあるヘッドボードも候補になります。
ただし、デザインだけで選ばず、収納部分の内寸やベッド全体の高さも合わせて確認します。
収納付きベッドのメリット
収納付きベッドは、寝る場所と収納場所を一つにまとめられることが主なメリットです。特に、クローゼットや家具を置く空間が限られる部屋で使いやすくなります。
収納家具を置く床面積を減らしやすい
ベッド下を収納場所として使えるため、チェストや衣装ケースを置く床面積を減らせます。
特に一人暮らしのワンルームや、クローゼットが小さい寝室では、寝る場所と収納場所を一つにまとめられる点がメリットです。
衣類や寝具を種類ごとに整理しやすい
引き出しが複数あるタイプなら、衣類、タオル、シーツなどを分けて収納できます。
寝具をベッドの近くに置けるため、シーツ交換や季節の寝具の入れ替えもしやすくなります。
跳ね上げ式なら大きな荷物も収納しやすい
跳ね上げ式は、引き出しでは入りにくい布団やスーツケースも収納できます。
押し入れやクローゼットへ入らない大きな物をまとめたい場合は、ベッド下全体を使える構造が役立ちます。
収納付きベッドのデメリットと後悔しやすい点
収納量を増やせる反面、湿気、掃除、圧迫感、組み立てなどで負担を感じることがあります。購入後に変えにくい条件から先に確認します。
- 湿気とカビ
- ほこりと掃除
- 寝床の高さ
- 組み立てと引っ越し
- 跳ね上げ部分の操作
- 耐荷重ときしみ
湿気がこもるとカビの原因になることがある
収納付きベッドは、ベッド下の空間が引き出しや収納庫で囲われるため、空気が通りにくい商品があります。乾ききっていない衣類や寝具を入れると、収納内部の湿度が上がりやすくなります。
フランスベッドのマットレスのカビ対策でも、湿気や汚れをためないための換気と手入れが案内されています。
- 収納する衣類や寝具を十分に乾かす
- 詰め込みすぎず空間を残す
- 定期的に引き出しや収納庫を開ける
- マットレスや敷布団を定期的に動かす
- 除湿剤を使用条件に従って交換する
- 収納内部の汚れやほこりを取り除く
すのこ床板を使用した収納付きベッドでも、ベッド下が収納物で埋まっていると空気が通りにくくなります。すのこであることだけを理由に、カビが発生しないとは限りません。
湿った衣類や寝具をそのまま収納せず、収納庫と寝具の両方へ定期的に風を通します。
ほこりが入りやすく掃除しにくい構造がある
引き出しの周囲が囲われていないオープン構造では、床のほこりが収納物へ付きやすくなります。跳ね上げ式も、収納庫の隙間や床面へほこりがたまることがあります。
衣類や寝具は収納袋やふた付きケースに入れると、ほこりの付着を抑えやすくなります。
床面に近い収納ベッドは、一般的なロボット掃除機がベッド下へ入れない場合があります。ルンバなどを使いたい場合は、床とフレームの間の高さ、脚の位置、収納部分の構造を確認します。
収納付きベッドだから虫が必ず発生するわけではありません。食べ物や湿った段ボールをベッド下へ保管せず、定期的に収納物を出して掃除できる構造を選ぶと管理しやすくなります。
高さや見た目に圧迫感が出ることがある
深い収納部分を備えたベッドは、フレームの高さも増えます。厚いマットレスを組み合わせると寝床が高くなり、低い家具でまとめた部屋ではベッドだけが大きく見えることがあります。
- 低めの収納付きベッド
- ヘッドレス・宮なしタイプ
- 薄型のヘッドボード
- 白や明るい木目のフレーム
- 部屋に対して大きすぎないサイズ
ただし、低さを優先すると収納量が減ります。見た目と収納力のどちらを重視するかを決めておく必要があります。
組み立て・解体・引っ越しに手間がかかる
収納付きベッドフレームは、一般的な脚付きベッドより部品が多く、重量も増えやすい家具です。特にBOX構造や跳ね上げ式、ダブルやクイーンサイズは、一人での組み立てや移動が難しい場合があります。
フランスベッドの組み立てに関するサポートでは、引き出しタイプを含むベッドの組み立て作業を2名以上で行うよう案内されています。必要人数は商品ごとに異なるため、購入する商品の取扱説明書を優先します。
- 組み立てに必要な人数
- 組み立てサービスの有無
- 設置する部屋までの搬入条件
- 引っ越し時に解体できるか
- 再組み立てできる構造か
- 梱包の数と重量
完成品や組み立てサービス付きの商品は設置の負担を減らせますが、搬入経路によっては利用できない場合があります。
重い部品を扱う商品は、一人で無理に組み立てず、商品ごとの必要人数と搬入条件を確認します。
跳ね上げ式は開閉方法と安全上の注意を確認する
跳ね上げ式は、ガス圧シリンダーなどを使って床板を持ち上げる構造です。
開閉時は、床板を指定された位置まで開き、安定した状態を確認してから収納物を出し入れします。手や物を金具へ挟まないよう、取扱説明書に沿って操作する必要があります。
マットレスの上に重い物を載せたまま開けたり、指定外の重さや厚さのマットレスを使用したりすると、正常に開閉できない可能性があります。
開閉が急に重くなった、床板が下がってくる、異音がするといった変化がある場合は、使用を止めてメーカーや販売店へ確認します。
跳ね上げ部分の操作方法と対応マットレスは商品ごとに異なります。付属の取扱説明書を基準に使用します。
頑丈さやきしみはフレーム構造と設置状態で変わる
収納付きベッドの頑丈さは、収納方式だけでなく、床板、中央補強材、脚、接合部分などの構造によって異なります。
二人で使う場合や、厚みのあるマットレスを載せる場合は、ベッド本体の耐荷重と使用人数を確認します。
きしみは、ネジの緩み、床の凹凸、フレームの接触、組み立て状態などでも生じることがあります。使用中にきしみが気になった場合は、取扱説明書を確認したうえで、ネジの緩みや設置状態を確認します。
「頑丈」「きしまない」という表示だけで決めず、耐荷重、補強構造、組み立て条件を確認します。
寝心地は収納の有無だけでは決まらない
収納付きベッドの寝心地は、収納量よりも床板の構造、フレームの強度、マットレスとの相性に左右されます。
商品によっては、使用できるマットレスの厚さや重量が指定されています。敷布団を直接載せられるかどうかも商品によって異なります。
寝心地を重視する場合は、収納量だけでなく、床板の種類、マットレスの厚さ、寝床の高さも合わせて確認します。
目的別に向いている収納付きベッド
収納付きベッドは、部屋の広さや収納する物によって合うタイプが異なります。生活場面に近い条件から候補を確認します。
- 一人暮らし
- 一人でゆったり寝たい
- 布団やスーツケースを収納したい
- 出し入れの回数が多い
- 引っ越しや模様替えが多い
- 床面を広く使いたい
一人暮らしで衣類を収納したい人
シングルまたはセミシングルの引き出し式が候補になります。
毎日使う衣類やタオルを入れる場合は、引き出しの開けやすさを優先します。部屋が狭い場合は、ヘッドレスやショート丈など、フレーム全体がコンパクトな商品も選択肢です。
一人でゆったり寝ながら収納量も確保したい人
セミダブルの引き出し式または跳ね上げ式が合いやすいでしょう。
シングルより寝る幅と収納面積を増やせますが、引き出しを開けた状態で通路を確保できるか確認が必要です。
布団やスーツケースを収納したい人
深型の跳ね上げ式が向いています。収納庫に仕切りが少なく、長さや厚みのある物を入れやすいためです。
収納したい物の実寸と、収納庫の内寸を比べて選びます。
出し入れの回数が多い人
複数の引き出しを備えたBOX構造が候補になります。
使用頻度の高い物を手前、季節物を奥や反対側へ分けると、収納物を整理しやすくなります。
引っ越しや模様替えが多い人
脚付きベッドと別売りの収納ボックスを組み合わせる方法が使いやすいでしょう。
収納部分をベッドから分離できるため、荷物を分けて運びやすく、レイアウト変更にも対応しやすくなります。
床面を広く使いたい人
ロフトベッドが候補になります。寝床の下へ収納棚やチェストを置けるため、ベッドと収納家具の設置場所を上下に分けられます。
ただし、天井高や昇り降りのしやすさも確認します。
布団で寝たい人
畳タイプや、敷布団に対応した収納付きベッドが候補になります。
商品によって使用できる寝具が異なるため、敷布団へ対応しているかを確認します。布団を敷いたままにせず、定期的に湿気を逃がせるようにすると管理しやすくなります。
安さを重視したい人
オープン構造の引き出し式や、ベッド下収納ボックスを使うタイプが候補になります。
価格だけでなく、引き出しの底板、耐荷重、床板、組み立て費用、送料、マットレスの有無も含めて比較します。
収納付きベッドに関するよくある疑問
ブランドによる違い、引き出しの向き、すのこベッドとの違いなど、購入前に迷いやすい点を確認します。
ニトリ・IKEA・無印などは何を基準に比べる?
メーカーや販売店によって、引き出しの数、収納構造、サイズ、マットレスの付属条件などが異なります。
ニトリの収納付きベッド、IKEAのMANDAL収納付きベッドなど、公式ページで現在の仕様や取扱状況を確認できます。
無印良品の収納ベッドも公式商品ページは残っていますが、確認時点ではネットストア取扱なしと表示されています。商品ページが残っていても、現在購入できるとは限らないため、店舗在庫や取扱状況を確認します。
- 収納方式
- 収納部分の内寸
- 引き出しを開ける方向
- 床板の構造
- マットレスが付属するか
- 組み立てや設置サービス
- 現在の販売状況
ブランド名だけで決めず、同じ条件で比較すると違いが分かりやすくなります。販売商品や仕様は変更されることがあるため、購入時の商品ページや取扱説明書で確認します。
公式ページでも、マットレスや収納部品が別売りの場合があります。価格だけでなく、商品に含まれる範囲と販売状況を確認します。
引き出しは左右どちらにも付けられる?
左右を選んで組み立てられる商品もあれば、取り付け方向が固定された商品もあります。
フランスベッドの一部商品では、引き出し位置を左右どちらにも配置できますが、変更する場合はベッドフレームを一度分解し、取扱説明書に沿って再組み立てするよう案内されています。商品によって条件が異なるため、購入する商品の仕様を確認します。
収納付きベッドとすのこベッドはどっちがいい?
収納量を優先するなら収納付きベッド、ベッド下の掃除や移動のしやすさを優先するなら脚付きのすのこベッドが候補になります。
すのこ床板を使用した収納付きベッドもありますが、収納庫によってベッド下が囲われるため、脚付きすのこベッドと同じように空気が通るとは限りません。
収納付きベッドには何を入れない方がいい?
湿った衣類や寝具、食品、液体が漏れる可能性のある物、強いにおいがある物は避けた方が管理しやすくなります。
重量物を入れる場合は、引き出しや床板の耐荷重を確認します。貴重品や温度・湿度の影響を受けやすい物も、ベッド下以外の保管場所が適しています。
湿った寝具、食品、液漏れの可能性がある物は、収納庫の汚れや湿気につながるため避けます。
収納付きベッドは中古でも使える?
中古品では、引き出しのゆがみ、部品の不足、床板の傷み、きしみ、ガス圧シリンダーの状態などを確認する必要があります。
跳ね上げ式は、安全に関係する金具やシリンダーを使用しています。取扱説明書や交換部品を確認できない商品は、使用条件を判断しにくくなります。
収納付きベッドの選び方に関するまとめ
- 普段使いの衣類やシーツには引き出し式が使いやすい
- 布団やスーツケースなどの大きな物には跳ね上げ式が向いている
- 収納ボックス式は移動や入れ替えに対応しやすい
- ロフトベッドは寝床の下を収納や家具の設置場所として使える
- 畳タイプは布団を使いたい人や和室に合わせたい人の候補になる
- 収納量はベッドの外寸ではなく、収納部分の内寸と深さで比較する
- 引き出しを開ける空間と左右の取り付け方向を確認する
- マットレス付きかフレームのみかで、価格と選びやすさが変わる
- 湿った寝具を入れず、収納内部と寝具へ定期的に風を通す
- 耐荷重、搬入条件、組み立て方法まで確認する
頻繁に使う物を収納するなら引き出し式、大きな季節物をまとめるなら跳ね上げ式というように、収納したい物と出し入れの回数を基準にすると、自分の部屋に合う収納付きベッドを選びやすくなります。


