収納付きベッドはカビやすい?湿気・カビ対策と予防方法|ニトリ・IKEAも解説

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収納付きベッドは、ベッド下を衣類や寝具の収納に使えるのが便利な一方、「引き出しの中にカビが生えない?」「マットレスの裏側に湿気がこもらない?」と気になる人もいるでしょう。収納力が高いほどベッド下がふさがりやすく、構造によっては空気が動きにくい部分ができます。

ただし、収納付きベッドだから必ずカビるわけではありません。カビが生えやすいかどうかは、床板の通気性、部屋の湿度、壁との距離、収納方法、マットレスの使い方など複数の条件で変わります。「湿気がデメリットだから収納付きベッドはやめたほうがいい」と一律に判断する必要はありません。

収納付きベッドのカビ対策では、まず湿気がたまっている場所を特定することが大切です。マットレスや引き出し、ベッドフレームの状態から、すでに使っているベッドでできる湿気対策、これからカビを予防しやすい収納付きベッドを選ぶときのポイントまで見ていきます。

目次

収納付きベッドにカビが生えやすくなる原因

収納付きベッドでカビが気になる場合は、引き出しだけに原因を求めず、マットレス裏→床板→収納部→壁際→部屋全体の順に状態をたどると、湿気が残っている場所を特定しやすくなります。

収納付きベッドだと、やっぱり普通のベッドよりカビやすいのかな?
収納付きというだけでは決まらないよ。まずマットレスを少し持ち上げて、裏面と床板に湿りが残っていないか確かめてみてね。

収納付きベッドで湿気が残りやすい場所を探す

収納付きベッドのカビは、引き出しだけが原因とは限りません。マットレス裏→床板→収納部→壁際→室内湿度の順に状態をたどり、湿っている場所を特定します。

01
ベッド下に空気が通りにくい
引き出しや収納庫がベッド下を大きく占める構造では、空気の通り道が少なくなる場合があります。床板やベッド側面がどの程度ふさがれているかを商品構造から確かめます。
02
マットレスと床板の間に湿気が残る
シーツやベッドパッドが乾いていても、マットレス裏面や床板側に湿気が残ることがあります。マットレスを持ち上げ、裏面と床板を手で触って湿りを確かめます。
03
収納物から湿気を持ち込んでいる
十分に乾いていない衣類や使用後の寝具を入れると、引き出し内へ水分を持ち込むことがあります。収納物をいったん出し、布製品と底板の両方を乾かします。
04
部屋の湿度や結露が影響している
板橋区は、室内のカビは湿度60%以上で繁殖しやすく、風通しの悪い場所や結露の多い場所でも発生しやすいと案内しています。温湿度計で室内湿度を測り、梅雨だけでなく冬の壁際や結露も確かめます。

カビが気になる場所ごとの最初の対処

収納付きベッドでは、湿気を感じる場所によって最初に行うことが変わります。
気になる場所状態の確かめ方最初に行うこと
マットレスの裏持ち上げて裏面を触り、湿りや黒ずみを探す風を通して乾かす
床板・フレーム湿り、変色、黒ずみがないか確かめるマットレスを外して乾燥させる
引き出し内中身を出して底板と奥側に触れる開放して内部を乾かす
ベッドと壁の間壁面や床際に結露跡や黒ずみがないか探す空気が通るすき間をつくる
部屋全体温湿度計で室内湿度を測る換気や除湿を行う
マットレスは乾いていても引き出しの奥が湿っていることがあります。ひとつの場所だけで判断せず、普段隠れている部分まで順番にたどります。

収納付きベッドのカビ・湿気対策で試したいこと

カビ対策は除湿剤だけに頼るのではなく、マットレス下・収納部・部屋全体の湿気を順番に逃がすことが基本です。まだカビが見えていなくても、しっとりしている場所があれば早めに対処できます。

何から始めればいい?いきなりベッドを買い替えたほうがいいのかな?
まずは今のベッドでできる換気や除湿からで大丈夫なの。マットレスを持ち上げて床板まで乾いているか確かめるところから始めてみてね。

対策1 マットレスを持ち上げて床板まで乾かす

シーツやベッドパッドだけを干していても、マットレスの下まで乾いているとは限りません。最初にマットレスを持ち上げ、裏面と床板に触れて状態を確かめます。

まずやること
マットレスと床板の間に湿りが残っていれば、風を通して十分に乾かします。
最初に行うこと
マットレス裏面
マットレスを持ち上げ、裏面を手で触って湿りがないか確かめ、黒ずみや変色も探します。
床板
手で触れて湿っていないか確かめ、変色や黒い点がないかも見渡します。
乾燥
湿っている場合はすぐにマットレスを戻さず、窓や換気設備、必要に応じて除湿機を使って乾かします。
季節
梅雨時期や結露が多い季節は、マットレスを持ち上げる回数を増やして状態を追います。
注意点
重いマットレスを動かす場合は無理に一人で持ち上げず、安全に扱える範囲で行います。

対策2 引き出しを開けて収納部分にも風を通す

部屋を換気していても、閉じた引き出しの内部までは十分に空気が入れ替わらないことがあります。

まずやること
収納物をいったん取り出し、引き出しの底板と奥側を開放して乾かします。
引き出しで行うこと
引き出しの底
収納物をすべて出し、底板を手で触って湿りがないか確かめます。
引き出しの奥
普段隠れているベッド本体側まで開放し、湿気や黒ずみがないか探します。
収納物
衣類や寝具を触り、湿気を含んでいれば外へ出して乾かします。
戻す前
引き出しと収納物の両方が乾いてから元へ戻します。
注意点
湿った収納物を戻すと、引き出しを乾かしても再び水分を持ち込むことがあります。

対策3 部屋の湿度を測って換気・除湿する

収納付きベッド周辺だけでなく、寝室全体の湿度が高い状態ではカビが発生しやすくなります。温湿度計を使うと室内の状態を数値で把握できます。

まずやること
温湿度計で室内湿度を測り、高い状態が続く場合は換気や除湿方法を見直します。
湿度が高いときに行うこと
室内湿度
温湿度計で数値を測ります。板橋区は、カビを増やさないために室内湿度を60%以下に保つことが有効と案内しています。
換気
窓や換気設備を使って室内の空気を入れ替えます。
除湿
外気の湿度が高い場合は、エアコンの除湿機能や除湿機も使います。
結露
窓などに付いた水滴を拭き取り、室内に残る水分を減らします。
注意点
外気の湿度が高い日は窓開けだけに頼らず、室内の数値を見ながら換気と除湿を使い分けます。

対策4 ベッドと壁の間に空気の通り道をつくる

ベッドを外壁や北側の壁へぴったり付けている場合は、壁側に空気が流れにくくなっていることがあります。

まずやること
可能な範囲でベッドを壁から離し、隠れていた壁面や床際に結露跡がないか確かめます。
壁際で行うこと
壁との距離
板橋区はカビ対策の一例として、家具を壁から5cm程度離す方法を案内しています。
壁面
ベッドを少し動かし、隠れていた部分に黒ずみや結露跡がないか探します。
床付近
壁だけでなく床や巾木付近にも触れ、湿りが残っていないか確かめます。
注意点
部屋の広さによって5cm程度のすき間を確保できない場合は、無理のない範囲で空気が通る空間をつくります。

対策5 除湿剤は収納部の補助として使う

引き出しの湿気が気になる場合は、収納場所に対応した除湿剤や乾燥剤を補助的に使用する方法があります。

まずやること
除湿剤だけに任せず、収納物を乾かし、引き出しを開放する対策と組み合わせます。
使うときに行うこと
設置場所
収納場所に対応した製品を選び、倒れにくい位置へ置きます。
交換時期
吸湿量や交換サインを定期的に確かめます。
換気との併用
除湿剤を置いた後も、ときどき引き出しを開けて風を通します。
注意点
水がたまるタイプは、倒れて収納部や衣類を濡らさない場所へ設置します。

マットレス・引き出し・ベッドフレームでカビ対策は変わる

「収納付きベッドにカビが生えた」といっても、マットレス、収納部分、木製フレームでは素材も構造も違います。すでにカビが見えている場合は、発生している場所と素材を確かめてから対処方法を選びます。

マットレスのカビと、引き出しのカビは同じ方法で落としていいの?
素材が違うから、同じ方法で対処できるとは限らないよ。カビが広がっている範囲と素材を先に確かめてみてね。

ケース1 マットレスの裏にカビがある場合

マットレスは内部にウレタンやわた、コイルなどが使われているため、家具の表面と同じ方法で処理できるとは限りません。

ここを確認
カビが広がっている範囲とマットレスの素材・お手入れ方法を調べてから対処します。
最初に確かめること
カビの範囲
マットレスを持ち上げ、表面の一部だけか、裏面の広い範囲まで黒ずみが広がっているかを確かめます。
内部の湿気を疑う状態
表面を押したときに湿りが残る、強いカビ臭が続くなど、中材にも湿気が残っていそうな状態がないか確かめます。
カバー
取り外せる場合は洗濯表示を読み、メーカーが案内する洗い方に従います。
使用できる薬剤
取扱説明書やメーカーのお手入れ案内で、使用できる洗剤や薬剤を調べます。
確認しておきたい点
塩素系カビ取り剤などを自己判断で使用すると、表地や中材を傷めたり変色させたりすることがあります。広い範囲にカビがあり、強い臭いや湿りが続く場合は、メーカーや専門業者への相談、状態によっては買い替えも含めて判断します。

ケース2 引き出しの中にカビがある場合

引き出しにカビを見つけたら、収納部だけでなく、中に入れていた衣類や寝具にも付着していないか確かめます。

ここを確認
収納物をすべて取り出し、底板・側板・奥側を清掃して十分に乾かします。
対処するときに行うこと
収納物
衣類や寝具をすべて取り出し、カビや湿りがないか一点ずつ確かめます。
底板・側板
引き出しを空にし、底板や側板に黒ずみや変色がないか探します。
素材
木材、化粧繊維板、金属など、ベッドに使われている素材を取扱説明書や商品情報で調べます。
乾燥
清掃後は引き出しを開放し、内部が乾いてから収納物を戻します。
確認しておきたい点
板橋区は一般的な室内のカビ除去について、直接掃除機をかけると胞子をまき散らすことがあること、塩素系と酸性タイプの洗浄剤を混ぜると危険であることを案内しています。ベッドへ薬剤を使う場合は、メーカー指定のお手入れ方法も調べてください。

ケース3 ベッドフレームや壁側にもカビがある場合

フレームにカビが見つかったときは、見えている部分だけでなく、ベッドと壁の間や床側まで湿っていないか確かめます。

ここを確認
ベッド周辺まで範囲を広げ、壁の結露や室内湿度が影響していないか探ります。
周囲で調べる場所
壁面
ベッドを安全に動かし、隠れていた壁に黒ずみや結露跡がないか探します。
床
ベッド下の床を手で触り、湿りが残っていないか確かめます。
フレーム裏
普段隠れている面に変色や黒い点がないか探します。
引き出しの奥
収納を外せる場合は奥側まで開け、ほこりや湿りを取り除きます。
確認しておきたい点
ベッドを動かす場合は、重量や組み立て構造を調べ、安全に動かせる範囲で行います。

カビにくい収納付きベッドにするために見直したいこと

カビを完全に防げると考えるのではなく、湿気を逃がしやすい構造と使い方を選ぶことが大切です。購入前だけでなく、今使っている収納付きベッドの置き方や収納方法を見直すときにも役立ちます。

カビが心配なら、すのこの収納付きベッドを選べば大丈夫?
すのこは通気性を考えるうえで役立つ条件のひとつだよ。掃除のしやすさや壁との距離、収納物の入れ方も一緒に比べてみてね。

予防1 すのこ床板と通気性を比べる

カビや湿気が気になる場合は、マットレスを載せる床板の構造が判断材料のひとつになります。

見直しポイント
一枚板に近い床板だけでなく、すのこなどマットレス下へ空気を通しやすい構造も候補にします。
購入前に比べたいこと
床板
商品ページで、すのこ仕様か一枚板に近い構造かを調べます。
空気の通り道
商品写真や構造図から、マットレス下の湿った空気が抜ける空間があるかを比べます。
床板へのアクセス
マットレスを動かしたときに床板の状態を確かめやすい構造かを考えます。
覚えておきたいこと
すのこならカビが生えないわけではありません。部屋の湿度や壁との距離、日常の換気も組み合わせます。

予防2 収納容量だけでなく掃除・換気のしやすさを比べる

大容量の収納付きベッドでも、奥まで手が届きにくい構造では湿気やほこりの状態を把握しにくくなります。

見直しポイント
収納量と一緒に、引き出し・床板・ベッド下へ手が届く構造かを比べます。
構造で比べたいこと
引き出し
商品説明や組立説明書から、引き出しを外せるか、奥まで開けられるかを調べます。
床板
必要なときにマットレスや床板へ手が届く構造かを考えます。
ベッド下
掃除道具が入りやすいか、収納部分の奥まで手入れできるかを比べます。
設置スペース
部屋の寸法を測り、壁との間に空気が通るすき間を残せるか考えます。
覚えておきたいこと
収納容量の大きさだけでなく、購入後に中を開けて手入れできるかも選ぶときの判断材料になります。

予防3 収納物を詰め込みすぎない

衣類や寝具などの布製品は湿気を含むことがあります。収納スペースを隙間なく埋めると、中身を動かしたり奥を乾かしたりしにくくなります。

見直しポイント
十分に乾いたものを収納し、定期的に中身を動かせる程度の余裕を残します。
収納するときに行うこと
乾燥
衣類や寝具に湿りが残っていないことを確かめてから収納します。
収納量
引き出しの奥まで手が届き、中身を動かせる程度の余裕を残します。
季節物
長期間使わないものも、ときどき取り出して湿気や臭いがないか確かめます。
ほこり
収納物を入れ替えるタイミングで底板やベッド下のほこりを取り除きます。
覚えておきたいこと
収納付きベッドを長期間開けない保管場所にせず、定期的に中身を動かして風を通します。

ニトリ・IKEAの収納付きベッドもカビる?

「ニトリの収納付きベッドはカビやすい?」「IKEAの収納付きベッドならカビない?」とメーカーごとに気になる人もいるでしょう。ただし、メーカー名だけでカビる・カビないとは判断できません。同じメーカーでも床板や引き出し、ベッド下収納の構造は商品によって異なります。

ニトリやIKEAなら、カビにくいモデルを見分けられるのかな?
ブランド名より、商品ページで床板や収納構造を調べるほうが判断しやすいよ。すのこ仕様かどうかも比べてみてね。

ニトリは収納付きでもすのこ床板の商品がある

2026年9月時点でニトリ公式サイトを調べると、収納付きベッドフレームの中にもすのこ床板を採用した商品があります。

たとえば「NS-004 DR25」の引き出し付きタイプでは、ベッド下に収納スペースを備えながら、すのこ床板を採用し、通気性に配慮した仕様として案内されています。詳しい現行仕様はニトリ公式の商品ページで調べられます。

そのため、「ニトリの収納付きベッドはカビる」とまとめるのではなく、購入予定の商品ごとに床板の構造を調べる必要があります。すでに使っている場合も、商品名や型番が分かれば、床板の仕様や引き出しの構造を調べやすくなります。

IKEAもベッドベースの構造を商品ごとに調べる

IKEAにも、ベッド下収納ボックスとすのこタイプのベッドベースを組み合わせた収納付きベッドがあります。

たとえばMALMには収納ボックス付きの商品があり、「LÖNSET ロンセット」のベッドベース(すのこ)を組み合わせた現行モデルをIKEA公式サイトで調べられます。

サイズやモデルによって選べるベッドベースや収納ボックス数は異なるため、「IKEAだから大丈夫」と判断するのではなく、購入するフレームとベッドベースの組み合わせを商品ページで調べておきましょう。

まとめ|収納付きベッドのカビ対策はマットレス・収納部・室内湿度を分けて考える

収納付きベッドは、収納があるという理由だけで必ずカビるわけではありません。マットレス裏・床板・収納部・壁際・室内湿度を分けてたどり、湿気が残っている場所に合わせて対策することが大切です。
この記事のポイント
最初はマットレスを持ち上げる
裏面を手で触って湿りがないか確かめ、床板にも変色や黒ずみがないか探します。
引き出しは中身を出して乾かす
収納物をいったん取り出し、底板や奥側まで開放して風を通します。
室内湿度は数値で把握する
温湿度計で測り、板橋区がカビ対策として案内する60%以下をひとつの目安に換気や除湿を行います。
すのこだけで決めない
すのこ床板は通気性を考える材料のひとつですが、壁との距離、室内湿度、収納方法もカビ対策に関わります。
ブランドより商品の構造を比べる
ニトリやIKEAにもすのこを組み合わせた収納付きベッドがあります。商品ページで床板と収納構造を個別に調べます。
今使っている収納付きベッドのカビが気になる場合は、買い替える前にマットレスを持ち上げ、床板に触れ、収納物を出して、どこに湿気が残っているかを特定するところから始めてみてください。

まずは買い替えるより、今のベッドのマットレス裏や収納部分を調べてみればいいんだね。
そうだね。マットレスを持ち上げたり収納物を出したりして、どこに湿気が残っているか分かれば対策を選びやすくなるよ。

参考・出典

記事内で確認・参照した主な情報源です。

商品公式情報2件
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