羽毛布団を長く使っていると、「前より薄くなった」「羽毛が片寄る」「側生地から羽毛が出てくる」といった変化が気になることがあります。まだ使えるなら捨てたくないものの、クリーニングで十分なのか、打ち直したほうがよいのか迷いますよね。
さらに気になるのが料金です。羽毛布団の打ち直しは1万円台から利用できるプランもありますが、側生地や足し羽毛、キルト構造によっては5万円以上になります。再利用できる羽毛がどの程度残るか、買い替えた場合とも比べることが大切です。
ここでは、羽毛布団の打ち直しで何をするのか、公式サービスの料金目安、クリーニングや買い替えとの違い、失敗しにくい依頼先の選び方まで紹介します。
イオン・生協・西川などのサービス例のほか、ダブルからシングルへのサイズ変更、2枚を1枚にするケース、自分で打ち直せるのかといった疑問も見ていきましょう。
羽毛布団の打ち直しとは?クリーニングとの違いを解説
羽毛布団の打ち直しは、一般に「羽毛布団リフォーム」「仕立て直し」とも呼ばれます。クリーニングとの作業内容の違いや、どのような状態なら打ち直しを検討しやすいのかを先に知っておくと判断しやすくなります。

打ち直しとクリーニングの違いを知る
羽毛布団の打ち直しでは、側生地を開いて中の羽毛を取り出し、洗浄・除塵・乾燥などを行ったうえで、新しい側生地へ仕立て直します。
クリーニングとは作業範囲が異なるため、まず今の羽毛布団で何を直したいのかを見ます。
状態別に先に検討しやすい方法
| 気になる状態 | 先に検討しやすい方法 |
|---|---|
| 汗や汚れ、ニオイが気になる | クリーニングを検討 |
| ふくらみが減った | 日常のお手入れで戻らなければ打ち直しを検討 |
| 羽毛の片寄りが気になる | やさしくほぐして戻らなければ打ち直しを検討 |
| 側生地全体が傷んでいる | 打ち直しを検討 |
| 羽毛の吹き出しが増えた | 打ち直しを検討 |
| サイズや厚みを変えたい | サイズ変更に対応する打ち直しを検討 |
羽毛布団の打ち直し料金はいくら?公式サービスの料金目安を比較
「羽毛布団の打ち直し料金相場」を知りたい場合の目安として、ここでは2026年9月時点で確認できる公式サービスの料金例を比べます。市場全体の平均額ではないため、実際に依頼するときは希望する仕様で見積もりを取りましょう。

対策1 公式サービスの料金目安を比べる
「羽毛布団の打ち直し料金相場」を知りたい場合も、市場全体の平均ではなく、まず現在申し込める公式サービスの料金例を見ると具体的です。
対策2 側生地・足し羽毛・サイズを見積書で見る
同じシングルでも値段が違うのは、仕立て直しの内容が同じではないためです。
対策3 追加料金まで含めた総額で見積もる
洗浄や選別で傷んだ羽毛を取り除くと、再利用できる羽毛量が元より少なくなる場合があります。
打ち直しと買い替えはどっち?羽毛布団の状態で判断する
打ち直すか新品へ買い替えるかは、価格だけでは決まりません。業者の診断で再利用できる羽毛がどの程度残るか、打ち直し後の見積額と検討中の新品価格がどれくらい違うか、サイズ変更などの希望があるかを比べて考えます。

ケース1 業者の診断で再利用できる羽毛が十分残っている場合
家庭では羽毛の再利用価値を正確に判断しにくいため、業者に状態を見てもらい、仕立て直しに使える羽毛がどの程度残るかを基準にします。
ケース2 打ち直しの見積額が検討中の新品価格に近い場合
独自の金額ラインを決めるのではなく、実際に取った打ち直しの見積額と、自分が購入候補にしている新品の価格を比べます。
ケース3 ダブルからシングルへ変更したい場合
羽毛布団の打ち直しでは、サービスによってサイズ変更に対応しています。
羽毛布団の打ち直しで失敗しないために確認したいこと
打ち直したあとに「思っていた仕上がりと違った」とならないためには、依頼前に具体的な条件を見ておくことが大切です。洗浄方法や足し羽毛だけでなく、側生地、品質表示タグ、返却予定日、総額まで見積もり時に聞いておきましょう。

予防1 羽毛の洗浄・選別方法を見る
打ち直しでは、古い側生地から取り出した羽毛をどのように処理するかが仕上がりに関わります。
予防2 足し羽毛の種類・ダウン率・追加量を見る
洗浄や選別後に羽毛が不足する場合は、新しい羽毛が追加されます。
予防3 新しい側生地とキルト構造を見る
打ち直し後は側生地も新しくなるため、生地や構造によって重さや使用感が変わります。
予防4 品質表示タグを申し込み前に見る
サービスによっては、品質表示に記載されたダウン率や羽毛重量が受付条件になります。
予防5 使いたい時期から逆算して返却予定日を聞く
羽毛布団の打ち直しは、その日のうちに完成するサービスではありません。
イオン・生協・西川では羽毛布団を打ち直せる?
羽毛布団の打ち直しでは、イオン、生協・コープ、西川など、具体的なサービス名から探すケースも多くあります。「どこがおすすめか」は一律に決めず、料金、足し羽毛、受付条件、サイズ変更の可否などを比べて選ぶのが分かりやすいです。

イオンはオンラインで複数のリフォームプランを扱っている
イオンスタイルオンラインの布団リフォームでは、複数の羽毛布団リフォームサービスを扱っています。
2026年9月時点では、「おふとん屋さん」の標準パックがシングル税込17,380円、「温かさ」がシングル税込25,289円です。配送で利用できるため、近くに専門店がない場合にも候補になります。
イオンの羽毛布団打ち直しについて口コミを見たい場合は、商品ページに購入者レビューが掲載されている商品もあります。長年使用した羽毛布団をリフォームした感想もありますが、使用年数や元の羽毛布団、選んだコースは人によって違うため、口コミは個別の体験として読み、料金や受付条件は現在の商品ページを基準にするのがよいでしょう。
生協・コープは地域によってサービス内容が違う
生協でも羽毛布団の打ち直し・仕立て直しを扱っている例がありますが、全国で同じサービスを提供しているわけではありません。
コープこうべの羽毛ふとん仕立て直しでは、シングルとダブルを対象に複数のコースを用意しています。通常立体キルトのシングルは31,680円で、洗浄、羽毛の選別・補充、新しい側生地への仕立て直しまで行います。
生協の羽毛布団打ち直しの値段や口コミを調べる場合は、投稿された口コミと自分が利用する地域・コースが同じかも見てください。最終的な料金と受付条件は、利用する地域の生協・コープの案内で見る必要があります。
西川はオンラインと店舗で条件が異なる
nishikawaの羽毛ふとんリフォームには、オンライン限定コースと店頭で相談できるサービスがあります。
オンライン限定ライトコースは26,400円からで、他店で購入した羽毛布団も受付対象です。店頭では羽毛布団の状態を見てもらい、仕上がりや予算に合わせて相談できます。
サイズ変更など希望条件が多い場合は、オンラインの定型コースだけでなく店頭相談も比べると選択肢が広がります。
ニトリの羽毛布団も専門業者への打ち直しを検討できる
ニトリの公式FAQでは、羽毛の片寄りを手でほぐしたり、日干ししたり、布団全体をゆすったりしても元に戻らない場合は、専門業者への打ち直しか買い替えを案内しています。
そのため、ニトリで購入した羽毛布団だからニトリで打ち直さなければならないわけではありません。他社製品を受け付けるリフォームサービスもあるため、品質表示タグでダウン率やサイズを見てから業者へ相談するとスムーズです。
自分で打ち直せる?古い羽毛布団やサイズ変更のケースも確認
通常のシングルからシングルへの打ち直し以外にも、「自分でできないか」「2枚を1枚にしたい」「ダブルからシングル2枚にしたい」といった疑問があります。仕上がり条件によって対応できる範囲が違うため、個別に見ていきましょう。

羽毛布団の本格的な打ち直しを自分で行うのは難しい
羽毛布団の打ち直しは、側生地を開いて羽毛を詰め直すだけではありません。
専門工場では、解体、羽毛の回収、洗浄、除塵、乾燥、選別、足し羽毛、新しい側生地への充填、縫製といった複数の工程を行います。そのため、本格的な打ち直しを家庭で専門工場と同じように行うのは難しいです。
西川の羽毛ふとんのお手入れ案内では、縫い目や縁から離れた5cm程度以下の破れなら補修布で応急処置できる場合がある一方、大きな破れや縫い目付近の破損は側生地の交換が必要と案内しています。
小さな破れの応急補修と、羽毛を取り出して洗浄・再充填する打ち直しは分けて考えましょう。
ダブルからシングルへのサイズ変更は対応先を確認する
ライフスタイルが変わってダブルサイズが必要なくなった場合、打ち直しを利用してシングルへ変更できるサービスがあります。
ただし、すべてのサービスで対応できるわけではありません。西川チェーンではダブルからシングルへの変更例がありますが、西川のオンライン限定コースでは同一サイズのみです。
サイズ変更が目的なら「元のサイズ」と「希望する完成サイズ」を申し込み前に伝えることが大切です。
ダブル1枚からシングル2枚にできるとは限らない
「ダブルの羽毛を使ってシングル2枚へ打ち直したい」と考える人もいますが、元の羽毛量が足りなければ対応できません。
東洋羽毛のリフォーム案内では、ダブルの掛け布団1枚の羽毛量を約1.8kg、シングルを約1.4kgとする例を示し、ダブル1枚からシングル2枚へのリフォームは羽毛量が不足するため受けられないと案内しています。
「サイズが小さくなるから2枚作れる」とは限らないため、希望する枚数と仕上がりサイズを業者へ伝え、必要な羽毛量を見てもらいましょう。
2枚を1枚にする打ち直しは対応例がある
反対に、複数の羽毛布団を1枚へまとめるリフォームに対応する業者もあります。
東洋羽毛では、シングル2枚からダブル1枚のように、複数枚から1枚へ仕立て直すケースを案内しています。ただし、1枚から作る場合とは作業工程が異なるため、料金も高くなるとしています。
2枚の羽毛を使いたい場合は、元の羽毛布団2枚の品質表示を伝え、組み合わせられるか、追加料金がいくらになるかを見積もってもらうと分かりやすくなります。
厚掛けから肌掛けへ変更できる場合もある
羽毛布団を以前ほど使わなくなった場合は、同じ厚さへ戻す以外の選択肢もあります。
西川チェーンの羽毛ふとんリフォーム案内では、厚掛けの羽毛布団から薄手の肌掛けへ変更する例を紹介しています。
「古いから元通りにする」だけではなく、現在の暮らしに合わせて用途を変えられるか相談してみるのも一つの方法です。
長年使った羽毛布団でも年数だけで可否は決まらない
長年使った羽毛布団でも、使用年数だけで打ち直しの可否が決まるとは限りません。一方、受付条件はサービスごとに設けられています。
コープこうべでは、預かった羽毛布団の品質によっては仕立て直せない場合があると案内しています。東洋羽毛も、他社製品では掛け布団・合掛け布団であってもダウン率50%未満など、受付できない条件を設けています。
古い羽毛布団を依頼するときは、まず品質表示タグのダウン率や羽毛重量を見て、必要に応じて現物を業者に診断してもらうほうが判断しやすくなります。
打ち直しは何回まで?共通の回数基準ではなく受付条件を見る
今回確認した公式資料では、羽毛布団の打ち直しについて「一律で何回まで」とする共通の回数基準は確認できませんでした。
一方、サービス独自の受付条件はあります。たとえばイオンの一部の羽毛ふとんリフォームでは、以前に他で打ち直しを実施した布団は受付できないと案内されています。
以前にリフォームした羽毛布団をもう一度打ち直したい場合は、過去に打ち直していることを申し込み前に伝え、そのサービスで受け付けられるかを聞くのが確実です。
羽毛布団を長く使うなら打ち直す前の日常のお手入れも大切
まだ側生地や羽毛が大きく傷んでいないなら、すぐ打ち直しへ出す前に日常のお手入れで対応できることもあります。片寄りなのか、側生地や羽毛そのものの傷みなのかを分けて見てみましょう。

羽毛の片寄りはまずお手入れで様子を見る
羽毛の片寄りが気になるだけなら、まず布団全体を軽くゆすり、羽毛が多く集まった部分をやさしくほぐしてみてください。
ニトリでも、片寄った部分を手で軽くたたく・揉む、日干しする、布団全体をゆすって中身のバランスを整える方法を案内しています。
西川では、羽毛布団を日常的に干す場合は陰干しをすすめ、直射日光に当てる場合は側生地を守るためカバーで覆うよう案内しています。また、強くたたくと側生地や中の羽毛を傷めるため避けるとしています。
ふくらみや側生地が戻らないなら打ち直しも比較する
お手入れをしてもふくらみが戻らない、羽毛の吹き出しが増えた、側生地全体が傷んできたといった変化が重なってきたら、日常のお手入れだけでは対応しにくくなります。
その段階で、クリーニング・打ち直し・新品への買い替えを並べて比較すると、今の羽毛布団に合う方法を判断しやすくなります。
まとめ|羽毛布団の打ち直しは料金と羽毛の状態を見て決めよう

参考・出典
記事内で確認・参照した主な情報源です。
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確認購入から5年以上という羽毛ふとんのお直し目安、ふくらみ・側生地・羽毛の状態、破れの補修方法を確認
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確認羽毛の片寄りへの対処方法と、改善しない場合の打ち直し・買い替え案内を確認
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確認シングル税込17,380円、リフォーム工程、足し羽毛、配送方法を確認
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確認シングル税込25,289円、側生地・足し羽毛・受付条件、購入者レビューを確認
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確認シングル・ダブルの料金、洗浄・羽毛補充・側生地交換、納期、受付条件を確認
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確認解体、洗浄、除塵、乾燥、足し羽毛、新しい側生地への充填工程を確認
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確認オンライン限定ライトコース26,400円から、足し羽毛、受付条件、店頭受付との違いを確認
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確認リフォーム料金例、仕上げ内容、納期を確認
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確認リフォーム時期の考え方、ダブルからシングル、厚掛けから肌掛けへの変更例を確認
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確認ダブル1枚からシングル2枚への変更可否、2枚から1枚への仕立て直し、他社製品の受付条件を確認



















