すのこベッドを使っていて、「朝になるとマットレスが横にずれている」「寝返りのたびに少しずつ動く」と気になることがあります。毎日のように位置を戻すのは、地味に手間ですよね。
ただ、「すのこベッドがずれる」と感じても、実際に動いているのがマットレスとは限りません。
マットレスだけが滑っている場合もあれば、すのこ自体がフレームの中で動いていたり、ベッドフレームごと床の上をずれていたりすることもあります。マットレスがフレームからはみ出る場合は、滑りやすさだけでなくサイズの組み合わせも確かめたいところです。
まずは寝る前と起床後で、マットレス・すのこ・ベッドフレームのどこが動いたのか比べると、必要な対策を絞りやすくなります。ここでは、すのこベッドがずれる原因から、滑り止めを使ったズレ防止、マットレス・布団・すのこそれぞれの対処法、繰り返しずれるときの見直し方まで紹介します。
目次
すのこベッドがずれる原因は大きく3か所に分けて確認
すのこベッドのずれは、最初から滑り止めを追加するのではなく、寝る前に位置をそろえ、起床後にどこが動いたのか比べると分かりやすくなります。
マットレスが動いているのか、ベッドごとなのかで対策も変わるのかな?
寝る前と朝の位置を比べると、サイズ・固定部分・床のどこを調べればよいか絞りやすいよ。
寝る前と朝の位置を比べて、動いている場所を探す
フレームは動かずマットレスだけが寄る場合と、すのこやベッド全体が動く場合では対策が変わります。
寝る前に位置をそろえ、起床後にどの部分が動いたのか比べてみます。
01
マットレス・布団がずれる
フレームとの隙間を測り、寝具の実寸と比べます。同じ「シングル」表記でもメーカーによって寸法が異なる例があり、IKEAの基本シングルは90×200cm、一部商品は97×196cm、ニトリのシングルマットレスTH003は97×197cmです。
02
すのこがずれる
マットレスを外し、すのこが受け部分から外れていないか触って確かめます。ネジ・金具・ストッパー・連結部分も本来の位置と比べます。
03
ベッドフレームがずれる
寝る前に脚の位置を見ておき、翌朝同じ場所にあるか比べます。フレームにぐらつきがあれば接続部分やネジも確かめます。
動いている場所ごとに最初に調べるところ
同じ「ずれる」でも、動いている部分によって最初に試すことが変わります。
| 動いている場所 | 考えられる状態 | 最初に試すこと |
|---|
| マットレス・布団 | フレームとの間で寝具の位置が変わる | 隙間と実寸を測る |
|---|
| すのこ | すのこ板や連結部の位置が変わる | マットレスを外して固定状態を確かめる |
|---|
| ベッドフレーム | 脚の位置まで変わる | 寝る前と翌朝の脚の位置を比べる |
|---|
ベッドごと動いている場合は、マットレス下の滑り止めだけを増やしても直接の対策にはなりません。
すのこベッドのズレ防止で試したい対策
動いている場所が分かったら、買い替える前に簡単な方法から試してみます。位置を整え、実寸を測ってから、必要な場所へ滑り止めや固定の対策を加える順番なら原因を見失いにくくなります。
滑り止めを買う前に、先にやっておいた方がいいことはある?
まずマットレスを置き直して、フレームとの寸法を測ってみてね。それでも動くなら、動いた場所に合わせて対策すると分かりやすいよ。
対策1 一度マットレスを外して位置を整える
最初にマットレスや布団を外し、すのこ・フレーム・寝具を本来の位置へ戻します。
まずやることずれたまま対策を追加せず、寝る前の基準位置を作ります。
最初にやっておきたいこと
すのこの位置マットレスを外し、受け部分から外れたり片側へ寄ったりしていないか確かめます。
マットレスの位置左右だけでなく、頭側と足側の隙間もそろえます。
接触面位置を合わせる際に、すのこ表面やマットレス底面も掃除して接触面を整えます。
注意点位置を戻して短期間で再びずれる場合は、寸法や固定部分まで進んで確かめます。
対策2 フレーム内寸とマットレスの実寸を測る
サイズ名称だけで判断せず、実際に寝具を載せる部分とマットレスの幅・長さをメジャーで測ります。
まずやることマットレス実寸とフレーム内寸を数字で比べます。
測っておきたい寸法
隙間左右・頭側・足側にどの程度余裕があるか比べます。
はみ出しマットレスがすのこベッドから外へ出ている場合も両方の実寸を照合します。
注意点同じサイズ名称でもメーカーによって寸法が異なる商品があります。別メーカーを組み合わせる場合は実寸を優先します。
対策3 マットレスの下に滑り止めを使う
サイズに大きな問題がなく、マットレスだけがずれる場合は、寝具に使用できる滑り止めを使う方法もあります。
まずやること使用条件を確かめたうえで、マットレスとすのこの接触面へ滑り止めを使います。
使う前後に確かめたいこと
使用条件寝具との組み合わせに使用できる製品か、表示や説明書を確かめます。
設置場所マットレスとすのこが接する位置に、製品の案内どおり設置します。
使用後数日使ったあと、滑り止め自体が折れたり片側へ寄ったりしていないか見ます。
注意点滑り止めの素材や使用方法は製品によって異なるため、製品表示を優先します。ベッドフレームごと動いている場合は、マットレス下とは別の対策が必要です。
対策4 すのこが動く場合はネジや留め具を確かめる
すのこ自体がフレーム内で動いているなら、本来の取り付け状態へ戻せるかを確かめます。
まずやることネジ、金具、ストッパー、連結部分など製品本来の固定箇所を点検します。
固定部分で確かめたいところ
ネジ手で触れたり説明書と照らしたりして、緩みや外れがないか確かめます。
金具・ストッパー本来の位置から外れていないか見ます。
連結部分ロール式や連結式ではベルトなどにずれや傷みがないか確かめます。
ぐらつき水平な場所に置き、フレームを軽く動かして大きながたつきがないか確かめます。
注意点自己判断で新しい穴を開けたり固定方法を変更したりせず、商品の組立説明書に従います。複数のネジを締める場合、IKEAは一度仮止めし、少しずつ締める方法を案内しています。
対策5 ベッドごとずれるなら脚の位置を比べる
脚の位置まで変わっている場合は、寝る前と起床後でベッド全体が動いていないか比べます。
まずやることベッド全体が動いていると分かった場合は、床材と滑り止め双方の使用条件に合う方法を選びます。
ベッド全体で確かめたいこと
脚の位置寝る前に脚の位置を見ておき、翌朝同じ場所にあるか比べます。
床材使用する滑り止めが設置している床材に対応しているか製品表示を確かめます。
フレーム脚側を対策しても動く場合は、接続部分にぐらつきがないか確かめます。
注意点床材と滑り止め双方の使用条件を確認し、対象外の組み合わせでは使用しません。
マットレス・布団・すのこでずれるときの対処は変わる
すのこベッドの上に何を敷いているか、どの部分が動いているかによっても対策は変わります。マットレス・敷布団・すのこ・フレームそれぞれで、確かめる場所を分けて考えてみましょう。
マットレスと敷布団でも、同じ滑り止め対策でいいのかな?
寝具の生地や重量、フレームとの組み合わせで動き方は変わるよ。自分のケースに合うところから比べてみてね。
ケース1 マットレスがずれる場合
マットレスが片側へ寄る場合は、フレームとの隙間があるのか、実寸が合っているのに接触面で動いているのかを順番に確かめます。
ここを確認最初に寸法を測り、サイズに問題がなければ接触面へ進みます。
マットレスで比べたいところ
サイズ
フレーム内寸とマットレス実寸を数字で比べます。
接触面
寸法に問題がない場合は、マットレスとすのこの間で位置が動いていないか確かめます。
フレームへの収まり
落とし込み式などでは、マットレスがフレーム内の想定された位置へ収まっているか確かめます。
確認しておきたい点毎朝位置を戻すだけで済ませず、寸法差があるのか、寸法は合っていても動くのかを分けて考えます。
ケース2 敷布団がずれる場合
敷布団だけがずれる場合は、寝具の重量や生地、すのことの接触面に加え、フレームが敷布団使用に対応しているかを確かめます。
ここを確認布団とすのこの接触状態と、ベッド側の使用条件を照らし合わせます。
敷布団で確かめたいこと
対応条件
ベッドの商品説明や取扱説明書で敷布団を使用できるか確かめます。
接触面
布団とすのこの間で、寝る前と朝に位置が変わっていないか比べます。
滑り止め
使用する場合は、寝具に対応する製品か表示を確かめます。
確認しておきたい点すのこ状のベッドすべてが敷布団対応とは限りません。無印良品の木製ベッドフレームには、公式ページで敷布団を使用できると案内されている商品があります。
ケース3 すのこ板だけがずれる場合
マットレスを外したときにすのこ板が本来の位置から外れているなら、マットレス側へ対策を追加する前にすのこの取り付け状態を確かめます。
ここを確認固定部分と、以前にはなかった大きな変形がないかを見比べます。
すのこ側で確かめたいこと
構造
一枚ずつ独立したタイプ、連結式、ロール式など商品の構造を説明書で確かめます。
固定
説明書どおりの位置に設置・固定されているか比べます。
変形
購入時や以前の状態と比べて、目立つ大きな変形がないか確かめます。
受け部分
フレーム側の受けや固定部分に傷みがないか触って確かめます。
確認しておきたい点本来固定される部品を滑り止めだけで押さえ込まず、先に取り付け状態を確かめます。
ケース4 ベッドフレームそのものがずれる場合
ベッド全体が壁側や横方向へ移動しているなら、寝る前と起床後で脚の位置を比べます。
ここを確認脚そのものが動いているのか、フレームにぐらつきが出ているのかを分けます。
フレーム全体で確かめたいこと
脚
寝る前と翌朝で脚の位置が変わっていないか比べます。
床との組み合わせ
滑り止めを使う場合は床材への対応を製品表示で確かめます。
接続部
脚の対策後も動く場合は、フレーム接続部分を軽く動かして緩みやぐらつきを確かめます。
確認しておきたい点ベッド全体が動くケースでは、マットレス下へ滑り止めを追加しても直接の対策にならない場合があります。
すのこベッドのずれを繰り返さないために確認したいこと
一度ずれを直しても、原因が残っていればまた位置を戻すことになります。毎日点検する必要はありませんが、マットレスを交換したときや掃除で持ち上げたときに、寸法や固定部分の状態を確かめておくと変化に気づきやすくなります。
寝具を替えたときや掃除のついでに、寸法・滑り止め・固定部分を見比べておくと、またずれ始めたときも原因を探しやすいよ。
予防1 寝具を替えるときはサイズ名より実寸を測る
新しいマットレスや敷布団へ替えるときは、「シングル」などの名称だけでなく幅と長さを測ります。
見直しポイントベッドの外寸ではなく、寝具を置く部分と寝具そのものの実寸を数字で比べます。
交換時に測っておきたいところ
✓メーカー差
別メーカーを組み合わせる場合は、サイズ名称が同じでも実寸を照合します。
覚えておきたいことIKEAでは基本のシングルを90×200cmと案内し、一部に97×196cmの商品もあります。ニトリのシングルマットレスTH003は97×197cmです。いずれも具体例として扱います。
予防2 滑り止めは位置が変わっていないか確かめる
滑り止めを入れたあとは、マットレスだけでなく滑り止め自体の位置もときどき見ておきます。
見直しポイント掃除などでマットレスを持ち上げたときに、滑り止めが本来の位置にあるか比べます。
滑り止めで見ておきたいところ
✓位置
最初に置いた位置から大きく動いていないか見ます。
✓使用条件
寝具や設置場所への対応を製品表示で確かめます。
覚えておきたいこと滑り止めを追加し続ける前に、現在使っているものが製品の案内どおり設置されているか確かめます。
予防3 掃除のタイミングですのことフレームも確かめる
マットレスを持ち上げる機会に、すのこの位置やフレームの接続部分を以前の状態と比べます。
見直しポイントすのこ、連結部、ネジ、フレームに変化がないかをまとめて見ます。
掃除時に確かめたいところ
✓すのこ
受け部分から外れたり片側へ寄ったりしていないか見ます。
✓フレーム
以前にはなかった大きながたつきが出ていないか見ます。
覚えておきたいことIKEAは組み立て家具について、使用中も定期的にネジの緩みがないか確認するよう案内しています。
滑り止めを使ってもずれるときに見直したいところ
滑り止めを使ったのにまたずれる場合は、「滑りやすい」だけに原因を絞らず、どの方向へ、どのタイミングで位置が変わるのかを比べてみます。動き方は、次に調べる場所を絞る手がかりになります。
滑り止めを入れても動くなら、もっと強いものに替えた方がいい?
すぐ追加するより、いつ・どちらへ動いたかを比べてみてね。サイズや設置状態、固定部分も一緒に確かめると分かりやすいよ。
毎回同じ方向へずれるなら隙間と設置状態を見る
いつも右側、左側、足元側など、同じ方向へマットレスがずれる場合は、その方向にどの程度隙間があるか測ってみます。
片側だけ隙間が大きくなっているなら、マットレスが中央に置けていない場合に加え、フレームとマットレスの実寸が合っていない可能性も候補になります。
あわせて、脚が一部浮いていないか、フレームに以前にはなかった大きながたつきがないかも触って確かめてください。
滑り止めを入れたのに同じ方向へ動く場合は、さらに滑り止めを追加する前に、フレーム内寸とマットレス実寸をもう一度測るほうが原因を探しやすくなります。
乗り降りしたあとにずれるならそのタイミングで動きを比べる
朝だけ位置を見るのではなく、ベッドへ腰掛けたり立ち上がったりした直後にもマットレスの位置を見てみます。
その動作の直後に位置が変わるなら、寝ている間とは別のタイミングでマットレスが動いていることが分かります。
特にフレームとの間に余裕がある場合は、どちら側へどの程度寄ったのかを比べてみてください。
滑り止めを使う場合も、製品表示に従い、実際にずれている接触面へ適切に設置できているか確かめます。
最近になってずれ始めたら固定部分の変化も確かめる
購入直後からずれていたのか、しばらく問題なく使えていたのに最近ずれ始めたのかも比べてみてください。
以前は問題がなかったなら、ネジや留め具の緩み、滑り止めの位置、連結部分の傷み、以前にはなかった大きな変形など、使い始めた頃との違いを確かめます。
特にベッドフレームにぐらつきも出ている場合は、マットレスの滑り止めだけで済ませず、接続部分まで見てください。
まとめ|すのこベッドがずれるときは動いている場所から確認する
すのこベッドのずれは、マットレス・すのこ・ベッドフレームのどこが動いているかによって対策が変わります。
この記事のポイント
1寝る前と朝の位置を比べる
マットレス、すのこ、脚の位置を比べ、どの部分が実際に動いたのかを探します。
2マットレスがずれるなら実寸を測る
フレーム内寸とマットレス実寸をメジャーで測り、隙間やはみ出しがないか比べます。
3すのこが動くなら固定部分を触って確かめる
ネジ、金具、ストッパー、連結部分が本来の位置から外れていないか確かめます。
4ベッドごと動くなら脚の位置を比べる
寝る前と翌朝で脚の位置が変わっていないか比べ、床側の対策が必要か判断します。
5滑り止めで直らない場合は動くタイミングを比べる
同じ方向へ動く、乗り降り直後に動く、最近になって動き始めたなど、変化が起きる場面を手がかりにします。
まず寝る前の位置を基準にして、翌朝どこが動いたのかを比べてみてください。場所が分かれば、サイズ調整・固定・滑り止めのどれから試すか絞りやすくなります。
まずは滑り止めを買うより、寝る前と朝でどこが動いたか比べるのが先なんだね。
そうだよ。マットレス・すのこ・フレームを順番に比べると、自分のベッドに必要な対策を絞りやすいの。
参考・出典
記事内で確認・参照した主な情報源です。