枕カバーを洗っているのに、寝るときになると「まだ臭う」「脂っぽい臭いが残っている」と感じることがあります。枕カバーは頭や顔、首に毎晩触れるため、汗や皮脂などの汚れが付きやすく、洗濯していても少しずつ残ることがあります。
特に迷いやすいのが、枕カバーを洗っても臭いが取れない場合に何を使えばよいのかという点です。
普段の洗剤でもう一度洗うのか、オキシクリーンや重曹を使うのか、クエン酸や熱湯は使えるのかと悩む人もいるでしょう。臭いと一緒に黄ばみが目立っているケースもあります。
枕カバーの臭い取りでは、いきなり強い方法を試すのではなく、臭いが気になる場所やタイミングと洗濯表示を確認してから洗い方を変えるのが基本です。
ここでは、臭いの原因、具体的な取り方、洗っても臭う場合の確認ポイント、黄ばみや皮脂汚れへの対処、洗う頻度まで順番に解説します。
枕カバーが臭い原因は汗や皮脂だけとは限らない
枕カバーが臭うときは、最初に「いつ臭うのか」「どの部分で強く感じるのか」を見てみてください。汗や皮脂などの汚れだけでなく、洗濯後に残った汚れや枕本体も確認すると、どこから見直すか分かりやすくなります。

枕カバーの臭いは汚れ残りや枕本体も確認
枕カバーは毎晩、頭や顔、首に触れるため、汗や皮脂などが付きやすい寝具です。
臭いが気になるときは、臭いの種類だけで原因を決めず、いつ臭うのか、どこで強く感じるのかを見ていきます。
臭うタイミングから最初に確認する場所
| 気になる状態 | 確認したいところ | 最初に試したいこと |
|---|---|---|
| 頭や首が当たる部分で臭いが強い | 汚れが集中している場所 | 衣料用洗剤で通常洗濯する |
| 洗っても臭いが取れない | 汚れ残り・洗い方 | 洗濯表示を確認し、使用可能なら酸素系漂白剤を検討する |
| 洗濯後も湿っている | 乾燥状態 | 商品表示に合った方法で十分に乾かす |
| 数日使うと臭いが気になる | 交換間隔 | 現在より早めに交換して変化を見る |
| カバーを替えても臭う | 枕本体 | カバーを外した状態でも臭いがするか比べる |
| 臭いと黄ばみがある | 汗・皮脂などの汚れ | 通常洗濯後も残るなら漂白方法を確認する |
枕カバーの臭いの取り方|洗っても臭うときに試す順番
枕カバーの臭いを取りたいときは、最初から強い漂白剤や高温のお湯を使う必要はありません。洗濯表示を確認し、汚れが多い部分を意識して通常洗濯を行い、それでも臭いが残る場合に次の方法へ進みます。

対策1 まず汚れが多い部分を確認してから洗う
枕カバー全体を同じように見るだけでなく、頭や首が当たる場所に汚れが多く残っていないかを先に確認します。
対策2 普通に洗っても臭いが取れないなら酸素系漂白剤を検討する
通常洗濯をしても臭いが残る場合は、枕カバーの洗濯表示で使用できることを確認してから、衣料用の酸素系漂白剤によるつけ置きを検討します。
対策3 洗濯後は商品表示に合った方法で十分に乾かす
洗濯後は、枕カバーを十分に乾かしてから使用します。乾燥方法に指定がある場合は、商品の洗濯表示や取扱案内を優先します。
洗っても枕カバーが臭いときは状況別に確認する
同じ「洗っても臭い」という状態でも、洗濯直後から臭う場合と、使い始めてから臭いが戻る場合では確認したいところが変わります。誰が使ったカバーなのか、素材は何かといった条件も含めて、自分のケースに近いところから見てみましょう。

ケース1 洗濯直後から臭う場合
洗濯が終わった直後から臭いが残っているなら、頭や首が当たる場所などに汚れが残っていないかを見ます。
ケース2 旦那や家族の枕カバーだけ臭う場合
特定の人が使った枕カバーだけ臭いが気になる場合も、性別だけで原因を決めず、そのカバーの汚れ方や交換間隔を見ます。
ケース3 シルクの枕カバーが臭う場合
シルクの枕カバーは、綿やポリエステル製のカバーと同じ方法で洗えるとは限りません。商品の洗濯表示を優先します。
ケース4 新しい枕カバーへ替えても臭う場合
洗濯したカバーや新品のカバーへ替えても臭いが続く場合は、カバーを外した状態でも枕本体から臭いがするかを比べます。
枕カバーの臭いを防ぐには洗う頻度も見直す
臭いを落としても短期間で繰り返すなら、洗い方だけでなく交換する間隔も確認してみましょう。枕カバーは見た目で汚れが分かりにくい一方、毎晩長時間、頭や顔に触れています。

予防1 枕カバーの洗濯頻度を見直す
枕カバーを何日おきに洗うかは使用状況によって変わります。臭いを繰り返す場合は、現在の交換間隔より早めに替えて変化を見ます。
予防2 臭いが出るまでの日数を見ながら交換間隔を調整する
臭いが強くなってから毎回特別な洗い方をするのではなく、交換してから何日ほどで臭いが気になるかを見ると、自分に合う間隔を探しやすくなります。
予防3 洗い替えを用意して交換しやすくする
枕カバーの洗い替えがあると、洗濯中でも別のカバーへ交換しやすくなります。
予防4 枕本体もカバー交換時に見る
枕カバーを替えても臭いが続く場合は、カバーを外した状態で枕本体にも臭いがないか確認します。
オキシクリーン・重曹・クエン酸・熱湯は枕カバーの臭い取りに使える?
枕カバーの臭い取りでは、オキシクリーン、重曹、クエン酸、熱湯を使う方法もよく見かけます。ただし、どの枕カバーにも同じ方法が使えるわけではありません。素材と洗濯表示、使用する製品や洗濯機の注意事項を先に確認してください。

オキシクリーンで臭い取りをする場合
オキシクリーンは酸素系漂白剤で、公式サイトでは衣類の汗・皮脂汚れにも「オキシ漬け」が案内されています。
オキシクリーン公式のオキシ漬け方法では、40~60℃のお湯に溶かし、20分程度を目安につけ置きする方法が示されています。つけ置き時間は最大6時間までです。
ただし、ここで優先するのは枕カバー側の洗濯表示です。たとえば枕カバーが40℃までなら、オキシクリーン側で60℃まで案内されていても、カバーの上限を超えないようにします。
また、オキシクリーン公式では、ウール・ウール混紡・シルク・シルク混紡などは使用できないものとして案内されています。
オキシクリーンを使うなら、洗濯表示 → 素材 → 漂白剤の使用可否 → 水温の順で確認すると判断しやすくなります。
重曹を使う前に洗濯機と製品の使用条件を確認する
重曹も枕カバーの臭い取りとして挙げられますが、まず確認したいのは「使っている洗濯機で使用できるか」という点です。
日立の洗濯機FAQでは、重曹は水に溶けにくく、排水ホースの詰まりや故障につながるおそれがあるとして使用しないよう案内しています。
重曹を使う場合は、枕カバーの洗濯表示だけでなく、使用する重曹製品と洗濯機の両方で使用条件を確認してください。通常の衣料用洗剤で対応できる場合は、まずその方法から試します。
クエン酸は洗濯機へ自己流で入れない
クエン酸も臭い取りで見かける方法ですが、家庭用洗濯機へ直接入れてよいとは限りません。
日立では、クエン酸は酸性のため洗濯槽の金属部分が腐食してさびるおそれがあるとして、自社洗濯機で使用しないよう案内しています。クエン酸配合の専用品とは分けて考えてください。
もう1つ確認しておきたいのが、塩素系漂白剤との組み合わせです。花王の製品Q&Aでは、塩素系漂白剤や洗浄剤と酸性タイプの洗剤・洗浄剤が混ざると、危険な塩素ガスが発生すると案内されています。
クエン酸を含め、酸性のものを塩素系漂白剤と自己流で組み合わせないでください。
熱湯を直接かけるのは避ける
臭いが強いと「熱湯をかければ一気に取れるのでは」と考えるかもしれません。しかし、枕カバーには素材ごとの上限温度があります。
消費者庁の洗濯表示では、洗濯おけに表示された30℃・40℃・60℃などの数字は、家庭洗濯で使用できる液温の上限を表しています。
そのため、枕カバーの臭い取りに熱湯を直接かけるのではなく、表示された上限温度を超えない範囲で洗うのが基本です。オキシクリーンなどで温水を使用するときも、漂白剤側の推奨温度より枕カバー側の上限を優先してください。
枕カバーの黄ばみもあるなら皮脂汚れを早めに落とす
臭いだけでなく、頭や首が当たる場所が黄色くなっている場合もあります。臭いと黄ばみが一緒に気になるなら、汗や皮脂が長く残っていないかも見てみましょう。

花王の製品Q&Aでは、洗濯で落とし切れなかった汗や皮脂が時間の経過とともに酸化し、黄ばみにつながる場合があると説明しています。
汗や皮脂を長期間残さないよう定期的に洗う
頭や首が当たる場所に汚れが付きやすい場合は、黄ばみが濃くなるまで長期間使い続けず、普段の洗濯で汗や皮脂を残しにくくします。
特に汗をかいた日や、交換してから臭いや汚れが気になり始めたときは、いつもの交換時期を待たずに洗濯する方法もあります。
黄ばみが落ちない場合は酸素系漂白剤を確認する
通常洗濯だけで黄ばみや臭いが残る場合は、洗濯表示で使用可能なら酸素系漂白剤によるつけ置きが選択肢になります。
花王も、汗や皮脂が酸化してできた黄ばみに対して、対応する酸素系漂白剤や酸素系漂白剤配合の洗剤によるつけ置きを案内しています。
オキシクリーンも酸素系漂白剤ですが、シルクなど使用できない素材があります。白い枕カバーであっても、漂白剤なら何でも使えるとは限りません。枕カバーの洗濯表示と漂白剤の用途を両方確認してから使用してください。
まとめ|枕カバーの臭いが取れないときは皮脂汚れと洗い方から確認する

参考・出典
記事内で確認・参照した主な情報源です。
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確認40~60℃のお湯、20分程度のつけ置き、最大6時間、使用できない素材としてシルク・ウール等を確認
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確認日立の洗濯機では重曹を使用できないこと、クエン酸は金属部分の腐食・さびのおそれがあるため使用しない案内を確認
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確認塩素系漂白剤・洗浄剤と酸性タイプの洗剤・洗浄剤が混ざると危険な塩素ガスが発生することを確認
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確認洗濯で落とし切れなかった汗や皮脂の酸化による黄ばみと、対応する酸素系漂白剤によるつけ置きを確認
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確認枕カバーについて毎日または2日に1回の洗い替えを推奨していることを確認
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確認家庭洗濯の上限温度、漂白処理など洗濯表示の意味を確認
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確認洗濯後に残った皮脂・たんぱく質汚れと臭いの関係、乾燥後に水分を含むことで臭いを再び感じる場合があることを確認










