マットレスのポケットコイルとボンネルコイルの違いは?寝心地・揺れ・構造・通気性を比較

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マットレスを探していると、「ポケットコイル」と「ボンネルコイル」という2つの名前をよく見かけます。どちらも内部にスプリングを使ったコイルマットレスですが、コイルのつながり方が異なるため、体の支え方や寝たときの感触、横揺れの伝わり方にも違いがあります。

ポケットコイルは商品数が多く、硬め・高密度・薄型・2層タイプなど選択肢もさまざまです。一方のボンネルコイルは、コイル同士を連結して面で支える構造が特徴。「腰が気になるならどっち?」「コイル数が多いほどいい?」「シングルやダブルで選び方は変わる?」と迷う方もいるでしょう。

まずはポケットコイルとボンネルコイルのどちらが自分に合いそうかを確認し、そのあとで構造・寝心地・揺れ・通気性などを詳しく比較します。薄型や三つ折りを探している場合に確認したいポイントまで順番に見ていきます。

目次

ポケットコイルとボンネルコイルはどっちがいい?

ポケットコイルとボンネルコイルの違いを簡単に分けると、体の凹凸に合わせてコイルが動く構造を重視するならポケットコイル、連結したコイルの弾力や通気性を重視するならボンネルコイルが候補になります。ただし、実際の硬さはコイルの線径や配列、表面の詰め物などでも変わります。

名前は分かったけど、結局どこを見て選べばいいのかな?
まず、フィット感と横揺れのどちらを重視するか決めてみてね。

重視する構造や使い方で候補が変わる

ポケットコイルとボンネルコイルは、一方がすべての条件で優れているわけではありません。どの構造や使い方を重視するかによって候補が変わります。
01
体の凹凸に合わせて動く構造を重視
一つひとつのコイルが独立して動き、荷重がかかった部分ごとに沈みます。
おすすめ候補ポケットコイル
02
2人使用で横揺れを重視
独立したコイルは片側の動きが反対側へ伝わりにくい構造のため、横揺れを重視する場合の候補になります。
おすすめ候補ポケットコイルを比較
03
連結したコイルの弾力を重視
複数のコイルが連結され、広い面で体を支える構造です。
おすすめ候補ボンネルコイル
04
コイル内部の通気性を重視
コイルを一つずつ不織布で包まないため、構造上は内部に空間を確保しやすくなります。
おすすめ候補ボンネルコイル
05
硬めの寝心地を重視
ポケットコイル・ボンネルコイルのどちらにも硬めの商品があるため、線径や詰め物、メーカーの硬さ表示まで確認します。
おすすめ候補商品ごとの硬さを確認

迷ったら4つのポイントを確認

どちらにするか決めきれない場合は、実際の寝心地や使い方に関わる4つの条件から確認します。
判断するときのポイント
01
コイルの動き方
体の凹凸に合わせて独立して動く構造を重視するか、連結したコイルで面を支える構造を重視するかを確認します。
02
横揺れ
2人で使用し横揺れを重視する場合は、片側の動きが反対側へ伝わりにくい構造かを確認します。
03
硬さと沈み込み
コイルの種類だけではなく、線径や配列、ウレタンや中綿などの詰め物まで合わせて確認します。
04
通気性
コイル構造だけでなく、詰め物や側生地など商品全体の構成も合わせて確認します。
結論
体の凹凸に合わせて独立して動く構造や横揺れの伝わりにくさを重視するならポケットコイル、連結したコイルの弾力や内部の通気性を重視するならボンネルコイルが候補になります。ただし、最終的な硬さや寝心地は商品ごとの仕様まで確認して判断します。

ポケットコイルとボンネルコイルの違いを比較

ポケットコイルとボンネルコイルは、どちらも「スプリングマットレス」「コイルマットレス」に含まれます。大きく違うのは、内部のスプリングを一つずつ独立させているか、複数のスプリングを連結しているかです。

コイルのつながり方が違うと、寝心地もそんなに変わるの?
体の支え方や揺れの伝わり方が変わるの。まず構造から見てみよう。

ポケットコイルとボンネルコイルの構造・寝心地を比較

どちらもスプリングを使うマットレスですが、コイルが独立しているか、連結されているかによって体の支え方や揺れ方が変わります。
比較項目ポケットコイルボンネルコイル
コイル構造一つずつ袋に包まれて独立複数のコイルを連結
体の支え方点で支える面で支える
感触の傾向体の凹凸に合わせて動きやすい連結したコイルの弾力を感じやすい
横揺れ伝わりにくい伝わりやすい傾向
通気性ボンネルコイルより低めになりやすいコイル内部の空間を確保しやすい
比較ポイント
ポケットコイルは体の凹凸に合わせて動きやすく横揺れが伝わりにくい一方、ボンネルコイルは面で支え、内部に空間を確保しやすい構造です。実際の硬さや寝心地は、線径・配列・詰め物・厚みなど商品ごとの仕様も合わせて確認してください。

ポケットコイルとボンネルコイルはどっちが向いている?

コイル構造の違いを、自分が重視する使い方や寝心地へ置き換えて考えます。
Aポケットコイルが向いている人
体の凹凸に合わせて動く構造を重視したい
独立したコイルが部位ごとに動くため、体の形に合わせた支え方を重視する場合の候補になります。
2人使用で横揺れを重視したい
片側のコイルの動きが反対側まで連動しにくいため、横揺れを抑えたい場合に確認したい構造です。
コイル仕様まで細かく確認したい
線径、配列、1層・2層など商品による仕様差があるため、条件を見ながら選べます。
Bボンネルコイルが向いている人
面で支える構造を重視したい
複数のコイルが連結され、広い範囲で体を受け止める構造です。
連結したコイルの弾力を重視したい
独立したコイルとは異なる、連結されたスプリング全体の弾力が特徴です。
コイル内部の通気性を重視したい
コイル一つひとつを袋で包まない構造のため、ポケットコイルより内部に空間を確保しやすくなります。
比較すると
体の凹凸に合わせて動く構造や横揺れを重視する場合はポケットコイル、面で支える構造や連結したコイルの弾力、通気性を重視する場合はボンネルコイルが候補になります。コイルの種類を最初の判断材料にし、そのあとで商品ごとの硬さや厚みを確認します。

硬さ・価格・使い方も合わせて確認

コイルの種類だけで決めきれない場合は、商品ごとに変わる条件まで一段階掘り下げて確認します。
選ぶときのポイント
01硬さ
ポケットコイルにもボンネルコイルにも硬めの商品があるため、線径や詰め物、メーカーの硬さ表示を確認します。
02価格
サイズ、厚み、コイル数、詰め物など条件をそろえ、近いグレードの商品同士で確認します。
03使用人数
1人用では好みの硬さやコイル構造を中心に、2人用で横揺れを重視する場合は振動の伝わり方も判断材料にします。
迷ったら
コイル構造で大まかに候補を分けたあと、硬さ・価格・使用人数まで確認すると、条件に合う商品を絞り込めます。

ポケットコイルマットレスとは?スプリングとの違いも解説

「ポケットコイルとは何?」という場合、まず知っておきたいのは、一つひとつのコイルスプリングを袋に入れ、独立して動くように並べた構造だということです。「スプリング」との言葉の違いも合わせて確認しておきましょう。

ポケットコイルとスプリングって、別の種類なの?
スプリングはバネの総称で、ポケットコイルはその使い方・構造のひとつなの。

ポケットコイルは体を点で支える

ポケットコイルでは、小さな袋に入ったスプリングを多数配置します。体重がかかった場所のコイルがそれぞれ沈むため、肩・背中・腰・お尻といった体の形へ合わせやすくなります。

ニトリのマットレス比較一覧表でも、ポケットコイルは一つひとつ袋に包まれたコイルが独立して動き、体の重さや凹凸に合わせて沈み込む構造として案内されています。

つまり「柔らかいコイル」というより、一つひとつが別々に動くコイルと捉えると違いをつかみやすくなります。

ポケットコイルのメリット・デメリット

ポケットコイルのメリットは、体のラインへ合わせやすいことと、横方向へ振動が広がりにくいことです。2人で寝る場合も、横揺れを重視するなら確認したい構造です。

一方、コイル一つひとつが不織布で包まれているため、ボンネルコイルより内部の通気性は低くなりやすい傾向があります。また、厚みのある商品では重量も増えやすいため、ベッドメイクや移動のしやすさまで含めて確認したいところです。

もう一つのポイントは、同じ「ポケットコイル」でも商品の差が大きいことです。硬さや厚みだけでなく、コイルの線径、配列、コイル数、1層・2層構造、上に重ねるウレタンなどによって寝心地が変わります。

高反発・低反発・ウレタンとは別の分類

「ポケットコイル 高反発」「ポケットコイル 低反発」「ポケットコイル ウレタン」といった商品もありますが、これらは必ずしも矛盾する名称ではありません。

ポケットコイルは内部のスプリング構造を表します。一方、高反発・低反発は主にクッション材の反発感を説明するときに使われ、ウレタンはコイルの上に重ねる詰め物として使われることがあります。

そのため、ポケットコイル+ウレタンのように複数の素材を組み合わせたマットレスもあります。コイルだけを見て寝心地を判断しにくいのは、表面層の違いもあるためです。

ボンネルコイルマットレスとは?

ボンネルコイルとは、複数のコイルスプリングをワイヤーなどで連結した構造です。一つひとつが別々に動くポケットコイルに対し、ボンネルコイルはスプリング全体が連動しやすいという違いがあります。

ボンネルコイルは、硬いマットレスを探している人向けなのかな?
しっかりした弾力になりやすいけれど、表面の詰め物でも感触は変わるよ。硬さ表示も一緒に見てみてね。

ボンネルコイルは面で支える

ボンネルコイルでは、一部分にかかった力が周囲のスプリングにも伝わります。ポケットコイルのように体の形へ細かく沿うというより、広い面で体を受け止める感触になりやすいのが特徴です。

柔らかく沈み込む感触よりも、ある程度反発のある寝心地を好む場合に候補になります。ただし、ボンネルコイルでも詰め物の厚さや素材によって表面の感触は変わります。

ボンネルコイルのメリット・デメリット

ボンネルコイルは、コイル部分に不織布の袋がなく内部の空間を確保しやすいため、構造上はポケットコイルより通気性に優れます。ZINUSのポケットコイル・ボンネルコイル比較でも、この違いが紹介されています。

一方で、コイルが連結されているため、一部分の揺れが周囲へ伝わりやすい点は確認しておきたいところです。特にダブルやクイーンを2人で使用し、横揺れを重視する場合は判断材料になります。

シングルを1人で使い、横揺れをそれほど重視しない場合は、ボンネルコイルの寝心地や価格も含めて検討できます。

腰が気になる場合はポケットコイルとボンネルコイルどっち?

「ポケットコイルとボンネルコイルは腰痛ならどっち?」という疑問もあります。ただ、腰が気になるからといって、コイルの種類だけでどちらが適しているとは決められません。硬さ・沈み込み・寝姿勢・表面のクッション層まで合わせて見ることが大切です。

腰が気になるなら、硬いほうを選べばいいわけではないの?
硬さだけで決めず、寝たときにどこが沈むか、どこが当たりやすいかも見てみてね。

沈み込みが気になるなら硬さまで確認

ポケットコイルは体の形に合わせて沈みやすい構造ですが、すべてが柔らかいわけではありません。硬めのポケットコイル、部位によって線径を変えたタイプ、複数層のポケットコイルを使ったタイプなどもあります。

ニトリのマットレス比較でも、ポケットコイルの商品には「ふつう」「かため」の両方があります。腰まわりの沈み込みが気になる場合は、「ポケットコイルかボンネルコイルか」だけではなく、商品ごとの硬さや詰め物まで確認したほうがよいでしょう。

硬ければいいわけでもない

反対に、「腰が気になるなら硬いマットレスを選べばよい」とも限りません。寝姿勢や体格によって、沈み方や体に当たりやすい場所は変わります。

寝姿勢によってどこが沈むか、どこに圧迫感が出やすいかを確認しながら、硬さとクッション層を合わせて見てください。

腰痛改善を目的にコイルの種類だけで選ばず、寝具としての硬さや沈み込みを比較することがポイントです。

ポケットコイルはコイル数が多いほどいい?

ポケットコイルマットレスでは、「高密度ポケットコイル」やコイル数の多さを特徴としている商品があります。ただし、コイル数が多ければ多いほど優れたマットレスになるとは限りません。

500個より1,000個のほうが、寝心地も良いと思っていたけど違うの?
サイズやコイル径、1層・2層などでも数が変わるよ。同じ条件の商品同士で見てみよう。

コイル数は同じ条件の商品で比べる

同じシリーズでも、サイズが変わればコイル数が変わる商品があります。また、1層・2層といった構造の違いによってもコイル数は変わります。

そのため、シングル500個とダブル700個を見て、「700個だから高密度で寝心地が良い」とは判断できません。コイル数を比べるなら、まず同じサイズや近い構造の商品同士で確認します。

高密度でも線径・配列・詰め物を見る

高密度ポケットコイルを選ぶ場合も、コイル数だけではなく、コイルの線径や配置を見ると商品ごとの違いが見えてきます。さらに、寝たときに体へ触れるのはコイルそのものではないため、上に重ねるウレタンや中綿も寝心地に影響します。

ポケットコイルを比べるときは、次の条件をセットで確認します。

  • 同じサイズでのコイル数
  • コイルの線径や配列
  • 1層・2層などの構造
  • 上に重ねるウレタンや中綿

「高密度」という言葉だけを見るのではなく、マットレス全体の設計まで確認すると、コイル数の意味を判断しやすくなります。

薄型・三つ折り・サイズで選ぶときは?

ポケットコイルとボンネルコイルを探していると、「薄型」「三つ折り」「シングル」「セミダブル」「ダブル」といった条件で絞り込みたくなることがあります。この場合は、寝心地だけでなく、使用するベッドや収納方法まで含めて確認してみてください。

薄型や三つ折りでも、ポケットコイルは選べるのかな?
三つ折り用に設計されたポケットコイルもあるよ。厚みや重量、使う場所まで確認してみてね。

薄型ポケットコイル・ボンネルコイルは厚みを確認

コイルマットレスだからといって、必ず20cm以上の厚みがあるわけではありません。ニトリでは高さ10cmの薄型3つ折りポケットコイルマットレスも販売されています。

薄型マットレスは、二段ベッドなど高さ制限がある用途向けの商品もあります。ただし、同じ「薄型」でもクッション層の構成は商品ごとに異なるため、全体の厚みと詰め物を合わせて確認したいところです。

ボンネルコイルにも薄型の商品があるため、どちらを選ぶ場合も、設置場所と商品の厚みが合っているかを見てください。

三つ折りのポケットコイルもある

コイルマットレスを折りたためるかどうかは、商品構造によって異なります。収納を前提にする場合は、三つ折り対応と明記された商品を選びます。

たとえばニトリの二段ベッド対応薄型3つ折りポケットコイルマットレスは、高さ10cmの三つ折り構造です。

毎日畳んで収納することを前提にするなら、三つ折り・分割構造として設計されているかを確認してください。頻繁に持ち運ぶ場合は重量も判断材料になります。

シングル・セミダブル・ダブルで見るポイントを変える

ポケットコイルにもボンネルコイルにも、シングル・セミダブル・ダブル、商品によってはクイーンなど複数のサイズがあります。サイズが変わっても、それぞれのコイル構造そのものの特徴は変わりません。

ただし、使い方によって優先したいポイントは変わります。シングルを1人で使うなら、自分が好む硬さやフィット感を中心に確認できます。1人でゆったり使うセミダブルも基本的には同じです。

ダブルやクイーンを2人で使い、横揺れを重視する場合は、各コイルが独立して動くポケットコイルも候補として確認してみてください。

床置きする場合は商品の使用方法を確認

ポケットコイルやボンネルコイルを床置きしたい場合は、その商品が床置きに対応しているか、メーカーが案内している使用方法を確認してください。

コイル構造だけでは設置方法まで判断できないため、ベッドフレームでの使用を前提としている商品なのか、床で使用できる商品なのかを商品ごとに確認します。

ポケットコイルとボンネルコイルの違いに関するまとめ

ポケットコイルとボンネルコイルは、どちらもスプリングを使ったマットレスですが、コイルのつながり方によって体の支え方や揺れ方が異なります。
この記事のポイント
ポケットコイル
コイルが一つずつ独立して動き、体の凹凸に合わせて沈みやすく、横揺れも伝わりにくい構造です。
ボンネルコイル
複数のコイルが連結され、面で体を支えます。連結したコイルの弾力や内部の通気性を重視する場合に候補になります。
硬さはコイル名だけでは決まらない
線径、配列、コイル数、ウレタンや中綿などによって寝心地は変わるため、商品ごとの仕様を確認します。
コイル数は同条件で確認
サイズや1層・2層構造によってコイル数が変わる商品があるため、数字の多さだけで判断せず、同じサイズや近い構造の商品同士で確認します。
薄型・三つ折りも商品構造を確認
薄型や三つ折りのポケットコイルもあるため、厚み、重量、収納方法、対応する使用環境まで商品ごとに確認します。
まずコイルの構造や横揺れの違いを確認し、そのあとで硬さ、線径、コイル数、詰め物、厚み、サイズまで見ていくと、自分の条件に合うマットレスを選びやすくなります。

コイルの名前だけで決めずに、硬さや使い方まで見るのが大事なんだね。
そうだね。まず構造や揺れの違いを見てから、硬さ・厚み・サイズまで確認してみてね。

参考・出典

記事内で確認・参照した主な情報源です。

商品公式情報2件
その他参考資料3件
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