マットレスを持ち上げたら、裏側に黒い点が広がっていた。「カビが生えたけれど、これってやばい?」「このまま使っても大丈夫?」と不安になりますよね。
マットレスのカビは、表面の狭い範囲に付いている程度なら、自宅で対処できる場合があります。一方、側生地を外しても中材に斑点がある、乾燥させても強いカビ臭が残る、処置後に短期間で再発するといった状態では、自力で完全に取り除くのが難しくなります。
西川では、表面のカビに消毒用エタノールを使う方法を案内していますが、内部まで浸透している可能性がある場合は完全な対処法ではないとしています。
カビを見つけたら、いきなり強い薬剤を使うのではなく、「どこまで広がっているか」「マットレス本体は何の素材か」「裏側や床にも変色や湿りがないか」を順番に調べます。カビの原因から取り方、カビ取りスプレーや漂白剤の扱い、直置き・すのこ・三つ折りの場合の対策、捨てるか迷ったときの判断まで見ていきましょう。
目次
マットレスにカビが生える主な原因
マットレスのカビは、単に掃除をしていなかったから生えるわけではありません。寝ている間の湿気に、室内の湿度や床との接し方、通気不足などが重なると、カビが生えやすい状態になります。
表面だけでは、どこから湿気がたまったのか分からないな。最初に何を調べればいい?
まずマットレスを持ち上げて、裏側と床のどちらに湿りや変色があるか比べてみてね。直置きやすのこなら、その接触面も一緒に調べるよ。
マットレスにカビが生えやすい状態を調べる
マットレスのカビは、寝汗などの湿気だけでなく、床への直置きや室内の高湿度、寝具同士の重ね方などが重なって発生しやすくなります。
まずマットレスを持ち上げ、普段隠れている裏面とその下の床やベッドフレームを調べます。
01
寝汗などの湿気が裏側へたまりやすい
就寝中の湿気はマットレス内部や裏側へ移動します。朝に裏側を触って湿っぽければ、立てかけたり送風したりして乾燥時間を増やします。
02
フローリングへの直置き
床とマットレスが密着すると空気が通りにくくなります。持ち上げたときに床側まで湿っている、黒ずんでいる場合は設置方法も見直します。
03
寝室そのものの湿度が高い
湿度計で寝室の数値を測ります。東京都の資料では室内湿度40~60%が目安とされ、60%を超える時間が長い場合は換気や除湿を加えます。
04
すのこを使っていても湿気は残る
すのこの上面だけでなく、板の隙間、裏側、その下の床までたどり、湿りや黒ずみがないか調べます。
05
マットレスや寝具を二枚重ねにしている
寝具同士が触れている面を一度離し、湿りや変色がないか調べます。重ねて使う場合も定期的に分けて乾かします。
06
黒・茶色・ピンクの汚れ
色だけでカビと決めず、斑点が増えているか、湿気が残りやすい場所か、カビ臭さがあるかを合わせてたどります。
カビが気になるときに最初に調べたい場所
カビが見つかった場所によって、最初に手を入れる場所は変わります。
| 状況 | 最初に調べる場所 | 先に行うこと |
|---|
| 裏側にカビがある | 床との接触面 | 裏面を乾燥させる時間を作る |
|---|
| フローリングへ直置き | マットレスと床の間 | 設置方法や通気を見直す |
|---|
| すのこを使用 | すのこ・その下の床 | すのこ側の湿りや黒ずみを調べる |
|---|
| 朝に裏面が湿っている | 寝室全体 | 湿度計で数値を測り、換気・除湿・送風を行う |
|---|
| カバーまで湿っている | シーツ・敷きパッド | 洗濯後に完全に乾かす |
|---|
寝室の湿度が高いのか、床との接触面だけに湿気が残っているのかで、先に行う対策は変わります。カビを取る作業と、湿気がたまった場所をたどる作業を一緒に進めます。
マットレスにカビが生えたら?カビ取り・落とし方
カビを見つけても、最初からカビキラーや漂白剤などを吹きかけるのは避けたほうがよいでしょう。マットレスは側生地や中材によって手入れ方法が異なるため、まずカビが付いている場所と素材を切り分けます。
カビを見つけたら、すぐカビ取りスプレーを使っていいのかな?
先にカバーを外して広がりを調べ、素材に合う手入れ方法をメーカー案内で探してみてね。強い薬剤を最初から使わなくても大丈夫なの。
対策1 まずカバーだけなのか本体まで広がっているのか調べる
取り外せるカバーがある場合は最初に外し、カビが表面だけなのか、本体まで及んでいるのかを切り分けます。
まずやることシーツやカバーを外し、マットレス本体の表面・側面・裏面、さらに床やすのこまで順番にたどります。
最初に調べる場所
シーツ・敷きパッド表面だけに斑点や湿りがあるのかを調べます。
マットレスカバー取り外せる場合は外し、内側へ広がっていないか確かめます。
マットレス本体表面・側面・裏面へ斑点が続いていないかたどります。
床・すのこマットレスを持ち上げ、黒ずみ・湿り・カビ臭がないか確かめます。
注意点本体は丸洗いできない商品も多いため、カバーと同じ方法で濡らさないでください。
対策2 メーカーが案内している場合は、表面の軽いカビに消毒用エタノールを使う方法がある
西川とフランスベッドでは、マットレス表面のカビに対して消毒用エタノールを使う方法を案内しています。使用中の商品でも同じ方法が適用できるかは、メーカー案内を優先します。
まずやることメーカーが案内している場合は、エタノールを布へ染み込ませ、カビを強く擦らずに拭き取ったあと、十分に乾燥させます。
基本的な手順
換気窓を開けるなどして作業場所の空気を入れ替えます。
エタノールメーカー案内で使用できることを調べたうえで、消毒用エタノールを布へ染み込ませます。
注意点カビを取り除いても黒や茶色の色素が残る場合があります。色を消すために強い薬剤を繰り返し使わないでください。
対策3 カビ取りスプレーはマットレスに使える製品か調べる
市販のカビ取りスプレーを使う場合は、「カビ用」という表示だけではなく、対象素材と使用後の処理方法まで読みます。
まずやること布製品対応だけで決めず、使用しているマットレスの側生地や中材に使えるかを商品表示やメーカー案内で調べます。
使用前に調べること
対象素材マットレスや使用中の中材が対象に含まれるか商品表示を読みます。
水洗い使用後にすすぎや水洗いが必要な製品ではないかを調べます。
メーカー案内マットレスメーカーが指定する手入れ方法があれば、そちらを優先します。
注意点三つ折りマットレスの折り目でも、素材への使用可否を調べずに直接スプレーしないでください。
対策4 カビキラーやキッチンハイターなど塩素系漂白剤は安易に使わない
黒いカビ跡が残っても、塩素系漂白剤で落とそうとすると側生地を傷めたり、退色したりすることがあります。
まずやること水ですすぎにくいマットレス本体へ、塩素系漂白剤を自己判断で使わないようにします。
使う前に知っておきたいこと
退色塩素系漂白剤では元の色が抜けることがあります。
すすぎ水洗いできない本体では、薬剤を十分に取り除けない場合があります。
注意点次亜塩素酸を含む製品も成分や使用条件が異なるため、「カビに使える成分」という理由だけでマットレスへ使用しないでください。
対策5 オキシクリーンや重曹も素材を調べてから使う
身近な洗剤でも、マットレス本体へ使用できるとは限りません。特に水洗いできない中材では、洗剤成分や水分を十分に取り除けない場合があります。
まずやること取り外して洗えるカバーと、洗えないマットレス本体を分けて考えます。
使う前に調べること
本体丸洗い不可なら、メーカーが案内する手入れ方法を優先します。
乾燥処置後に内部まで十分乾かせる方法かを考えます。
注意点手元にある洗剤を使えるかどうかより、素材を傷めず、処置後に乾燥できるかを優先してください。
対策6 カビ臭いときは消臭だけで済ませない
見えるカビを処理したあともカビ臭さが残る場合は、本体だけでなくカバー、床、すのこまでたどります。
まずやること消臭スプレーで臭いを隠すのではなく、乾燥後にも臭いが残るか、斑点が増えていないかを追います。
臭いが残るときにたどる場所
カバー類洗えるカバーや敷きパッドは洗濯し、完全に乾かします。
マットレス本体風通しを確保し、内部の湿気をできるだけ逃がします。
床・すのこマットレスを持ち上げ、黒ずみや湿り、カビ臭がないか確かめます。
処置後の変化数日たっても強い臭いが残る、斑点が増える、短期間で再発する場合は自宅での処置を繰り返しません。
注意点乾燥後も強いカビ臭が続く場合は、メーカーや寝具クリーニング業者への相談も検討してください。
直置き・三つ折り・すのこで変わるカビ対策
同じマットレスでも、置き方や構造によって湿気がたまりやすい場所は変わります。フローリングへの直置き、すのこ、三つ折りなど、現在の使い方に合わせて重点的に調べる場所を変えてみてください。
直置きとすのこでは、カビが出やすい場所も違うのかな?
違うよ。直置きなら床との接触面、三つ折りなら折り目まで開いて、湿りや黒ずみがないかたどってみてね。
ケース1 フローリングへ直置きしている場合
直置きでは、マットレスと床の接触面へ湿気が残りやすくなります。マットレスを完全に持ち上げ、裏面と床の状態を比べます。
ここを確認マットレス側だけでなく、フローリング側の湿りや黒ずみまでたどります。
直置きで調べる場所
床
フローリング側にも湿気や黒ずみが出ていないか確かめます。
四隅・壁際
空気が動きにくい場所に湿りが残っていないかたどります。
設置方法
可能ならベッドフレームなどで床との間に空間を作ります。
乾燥
直置きを続ける場合は敷きっぱなしにせず、定期的に持ち上げて乾かします。
確認しておきたい点除湿シートを使っている場合も、シートの下までめくって湿りが残っていないか調べてください。
ケース2 すのこを使う場合もマットレスを持ち上げる
すのこは床との間に空間を作れますが、置くだけでカビを完全に防げるわけではありません。
ここを確認マットレスを外し、すのこの表面、隙間、裏側、その下の床まで順番にたどります。
すのこで調べる場所
上面
マットレスと接する部分に湿りや黒ずみがないか調べます。
板の隙間
ほこりや湿気がたまっていないか確かめます。
床
すのこの下に結露や湿気が残っていないか調べます。
確認しておきたい点すのこを使っていても空気が十分に流れていない場合があります。マットレスとすのこの両方を乾かしてから戻してください。
ケース3 三つ折りマットレスは折り目まで開いて調べる
三つ折りマットレスは持ち上げやすい一方、折りたたんだ状態では折り目や面同士が接する部分へ湿気が残ることがあります。
ここを確認完全に開いた状態にし、裏面と折り目を順番にたどります。
三つ折りで調べる場所
折り目
折れ曲がる部分に斑点や湿りがないか確かめます。
カバー内部
外せる場合は折り目付近の中材に斑点がないかたどります。
乾燥
三つ折りにしたままではなく、完全に開いて風を通す時間も作ります。
確認しておきたい点折り目へカビ取り剤を直接使う場合も、使用中の素材に使える製品か商品表示やメーカー案内で調べてください。
ケース4 ウレタンなど素材によって乾かし方が違う
マットレスは素材によって天日干し、布団乾燥機、水洗いへの対応条件が異なります。
ここを確認「カビ対策なら天日干し」と一律に決めず、取扱説明書に合った乾燥方法を選びます。
乾かし方を決める前に調べること
ウレタン
直射日光や高温を避けるよう指定されていないか取扱説明書を読みます。
水洗いできる中材
水洗い後に陰干しできる素材か、公式のお手入れ案内で調べます。
布団乾燥機
使用可否や対応温度を商品・シリーズごとに調べます。
確認しておきたい点同じブランドでもシリーズによって布団乾燥機などの対応条件が異なる場合があります。
マットレスのカビを防ぐために見直したいこと
一度カビを取っても、同じ湿気環境のままでは再び発生することがあります。カビ防止では、薬剤を定期的に使うことより、湿気をためにくい使い方へ変えることが基本です。
一度カビを取ったら、あとは除湿シートを敷けば大丈夫?
除湿シートだけで終わらせず、裏面を乾かす時間と寝室の湿度も一緒に整えてみてね。
予防1 朝は掛け布団をめくって湿気を逃がす
起床直後にマットレス全体を掛け布団で覆わず、寝ている間にこもった湿気を逃がす時間を作ります。
見直しポイント毎日立てかけるのが難しい場合でも、まず上面を空気に触れさせます。
日常でできること
✓起床後
掛け布団をめくり、マットレス表面を空気に触れさせます。
✓寝具
湿っている敷きパッドやシーツをすぐ重ね直さず、乾く時間を作ります。
覚えておきたいこと掛け布団をめくるだけで裏面まで必ず乾くわけではないため、定期的にマットレスを持ち上げてください。
予防2 裏面へ定期的に風を通す
カビは普段隠れている裏側で見つかることがあります。持ち上げられる場合は立てかけ、底面を乾かします。
見直しポイント表面だけでなく、床との接触面を定期的に空気へ触れさせます。
乾燥させる方法
✓立てかけ
風通しのよい場所で裏面を空気に触れさせます。
✓送風
重い場合は扇風機やサーキュレーターで底面へ空気を送ります。
✓変化
乾かすタイミングで、裏側に新しい斑点や湿りが出ていないかたどります。
覚えておきたいこと干し方や熱の使用可否は商品ごとの取扱説明書を優先してください。
予防3 寝室の湿度を40~60%程度に保つ
マットレスだけではなく、寝室全体の湿度を数値で把握します。東京都の資料では室内湿度40~60%が目安とされています。
見直しポイント湿度計で寝室の数値を測り、60%を超える時間が長い場合は換気や除湿を加えます。
湿度を調整する方法
✓換気
外気の状態も踏まえながら室内の空気を入れ替えます。
✓除湿
湿度が下がりにくい日はエアコンの除湿機能や除湿機を使います。
✓冬の加湿
加湿器を使う場合も、60%を超える時間が長くなっていないか測ります。
覚えておきたいこと40~60%は目安です。季節や室温、住環境に合わせて調整してください。
予防4 除湿シートは敷きっぱなしにしない
除湿シートやカビ防止シートは湿気対策の補助になりますが、シート自体も湿気を吸います。
見直しポイント商品の表示に従ってシートを乾かし、そのタイミングでマットレスと床も持ち上げます。
除湿シートを使うときに行うこと
✓乾燥
吸湿したシートを商品の案内どおりに乾かします。
✓シート下
シートをめくり、床に湿りや黒ずみがないか調べます。
✓マットレス裏面
シートを外すタイミングで裏側にも斑点や湿りが出ていないかたどります。
覚えておきたいこと除湿シートだけで通気不足そのものを解消できるとは限りません。
予防5 シーツ・敷きパッド・防水シーツも乾かす
マットレスの上にある寝具にも、寝汗や湿気がたまります。洗濯できるものは表示に従って洗い、完全に乾かしてから戻します。
見直しポイントマットレス本体だけでなく、重ねている寝具も湿ったまま戻さないようにします。
上に重ねる寝具の扱い
✓敷きパッド
洗濯後に湿りが残っていない状態まで乾かします。
✓防水シーツ
防水性だけでなく、通気性や乾きやすさも商品仕様で調べます。
覚えておきたいこと防水シーツやプロテクターを使用していても、マットレス裏側の湿気対策は続けてください。
予防6 マットレスを重ねたままにしない
マットレスの二枚重ねや、マットレスと敷布団を重ねている場合は、寝具同士の接触面に湿気が残ることがあります。
見直しポイント重ねて使っている場合は定期的に分け、接触面を乾かします。
重ね使いで調べる場所
✓接触面
寝具同士を離し、湿りや変色がないかたどります。
✓使用方法
メーカーが単独使用を指定している場合は、その使い方を優先します。
覚えておきたいこと寝心地を調整する目的でも、重ねたまま長期間動かさない状態は避けてください。
カビが生えたマットレスをそのまま使ってもいい?
カビを見つけたからといって、すべてのマットレスをすぐ捨てなければならないわけではありません。ただし、カビが見えている状態を何もせず、そのまま使い続けるのは避けたほうがよいでしょう。
少しだけなら、シーツを掛けてそのまま使ってもいいのかな?
まず処置してしっかり乾かそう。狭い範囲だけで、乾燥後に臭いや斑点の再発がなければ、その後の変化を追いやすいよ。
東京都の室内環境に関する資料では、カビやダニは気管支ぜん息やアレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患の原因になるとしています。すべての人に症状が出るという意味ではありませんが、カビを放置せず、増えにくい環境へ見直すことが大切です。
小さい範囲ならまず対処して状態を見る
側生地の一部など、狭い範囲だけにカビが見つかった場合は、メーカーが案内する方法で処置し、十分に乾燥させてから数日間の変化を追います。
カビ取り後に黒い色が残っていても、色素だけが残っている場合があります。西川でも、消毒用エタノールでカビを摘まみ取ったあとに色素が残ることがあると案内しています。見た目だけを理由に、漂白剤を何度も使うのは避けたほうがよいでしょう。
処置後は、斑点が増えていないか、カビ臭さが戻っていないか、裏面や床が再び湿っていないかをたどります。変化がなければ、そのまま日常の湿気対策を続けます。
広範囲・内部まで広がっているなら業者への相談も考える
「広範囲」「内部まで」という言葉だけでは判断しにくいため、目に見える状態で切り分けると迷いにくくなります。側生地を外しても中材に斑点がある、十分に乾かしたあとも強いカビ臭が残る、処置後に短期間で同じ場所へカビが戻るといった状態は、自宅だけでの対処が難しいサインになります。
- 側生地の広い範囲へ斑点が広がっている
- カバーを外しても中材に斑点がある
- 十分に乾燥させても強いカビ臭が残る
- 処置後、短期間で同じ場所にカビが再発する
- 本体が洗えず、自宅では中まで手入れできない
- カビ以外にも大きなへたりや劣化がある
西川の公式FAQでは、基本的に洗えないマットレスで汚れが気になる場合、布団丸洗い専門のクリーニング業者への相談を案内しています。
クリーニングを検討するときは、料金だけでなく、使っているマットレスの素材に対応しているか、カビ取りまで依頼できるかを問い合わせてから依頼します。
カビがひどい場合は買い替えも選択肢
カビが一点あっただけで、すぐ捨てる必要はありません。
一方、内部まで広く入り込んでいる、何度処置してもカビ臭い、長期間使っていてへたりも大きいという場合は、クリーニングと買い替えのどちらが適しているか比べてみてください。
クリーニング費用とマットレスの使用年数に加え、処置後にまたカビが出ていないか、寝心地が大きく変わっていないかまで含めると、今のマットレスを使い続けるか決める材料になります。
マットレスのカビでよくある疑問
カビ取りを進めると、「黒い跡が残った」「スプレーは何を使う?」「天日干ししていい?」など、別の疑問も出てきます。特に薬剤や乾燥方法は、マットレスの素材によって扱いが変わります。
黒い跡が残ったり、天日干しできなかったりすると、ちゃんと対処できているのか不安になるな。
色だけで決めず、乾燥後に臭いが残るか、斑点が増えるかも追ってみてね。干し方は素材ごとの案内を優先するよ。
茶色・ピンク・黒ずみが残ったらカビ取りできていない?
カビを処置したあとでも、黒や茶色の色が残る場合があります。西川のカビ対策に関する解説では、カビを拭き取ったあとに色素だけが残ることがあると説明しています。
一方、最初から茶色やピンク、黄色っぽい汚れだった場合は、色だけでカビかどうかを決めないほうがよいでしょう。汗や皮脂による黄ばみなど、別の汚れである場合もあります。
処置後に斑点が増える、カビ臭さが続く、湿った状態が戻るといった変化があれば、色そのものより再発の有無を手がかりにしてください。
カビ取りスプレーでおすすめなのは?
マットレスは素材や洗濯可否が異なるため、すべての製品に共通して使えるカビ取りスプレーを一つ選ぶのは難しいところです。
「カビ用」と書かれているかより、使用中のマットレスの素材に使えるかを先に調べてください。現在確認できる西川とフランスベッドの公式案内では、表面のカビに対して消毒用エタノールを布へ染み込ませて拭き、十分に乾燥させる方法が案内されています。
市販品を使う場合は、「布製品対応」だけではなく、中材へ使えるか、水洗いやすすぎが必要ではないかまで商品表示やメーカー案内で確かめてから使用します。
天日干しや布団乾燥機でカビ対策できる?
乾燥はカビ対策で重要ですが、天日干しや布団乾燥機を使えるかどうかは商品によって違います。
ウレタンなど熱や直射日光の影響を受けやすい素材もあります。また、エアウィーヴのように中材を水洗いして陰干しできる製品もある一方、製品シリーズによって布団乾燥機の対応条件は異なります。
エアウィーヴ公式のお手入れ方法でも、中材のエアファイバー®は水洗い後に陰干しし、天日干しを避ける方法が案内されています。同じ「マットレス」でも扱いが違うため、乾燥方法は取扱説明書や公式のお手入れ案内に合わせてください。
カビない・カビにくいマットレスはある?
通気性が高い構造や、中材まで洗えるタイプは、湿気や汚れを管理しやすいという利点があります。
ただし、「この素材なら絶対にカビない」と考えるのは避けたほうがよいでしょう。フローリングへの直置きや高湿度の環境が続けば、マットレスや床との接触面へ湿気が残ることがあります。
購入時は通気性だけでなく、裏面を乾かしやすいか、カバーを洗えるか、中材まで手入れできるか、使用する床やベッドフレームとの相性まで調べておくと、日常のカビ対策を続けやすくなります。
まとめ|マットレスのカビは範囲と素材を確認してから対処する
マットレスにカビが生えたときは、いきなり強い薬剤を使うのではなく、どこにカビがあり、どこに湿気が残っていたのかを順番にたどるところから始めます。
この記事のポイント
1最初に広がり方を調べる
カバーを外し、表面だけなのか、裏面や中材まで斑点が続いているのかをたどります。
2エタノールはメーカー案内を基準に使う
西川やフランスベッドでは表面のカビへの使用方法が案内されていますが、使用中の商品でも同じ方法が使えるかメーカー案内を優先します。
3強い薬剤を自己判断で使わない
カビ取りスプレー、塩素系漂白剤、オキシクリーンなどは、対象素材と水洗いの可否を調べてから扱います。
4置き方ごとに湿気が残る場所が違う
直置きでは床との接触面、すのこでは板や床、三つ折りでは折り目までたどります。
5再発防止は湿度と乾燥まで行う
湿度計で寝室の数値を測り、裏面を乾かす時間、除湿シート、シーツ類、寝具の重ね方まで整えます。
6自宅で続けるかの目安を持つ
中材に斑点がある、乾燥後も強いカビ臭が残る、短期間で再発する場合は、自宅で薬剤処置を繰り返さず専門業者や買い替えも検討します。
まずマットレスを持ち上げて裏側と床の状態を比べ、自分の状態に合ったカビ取りと湿気対策から進めてください。
まずマットレスを持ち上げて、裏側や床まで調べるところから始めればいいんだね。
うん。カビを取るだけで終わらせず、湿気がたまった場所までたどると再発対策につながるよ。
参考・出典
記事内で確認・参照した主な情報源です。
公式FAQ・取扱説明書・保証等6件
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西川公式サイト
確認カビ発生時の消毒用エタノールによる対処、乾燥、内部まで浸透している可能性、マットレスの洗濯・クリーニングについて
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西川公式サイト
確認カビをエタノールで摘まみ取る方法、強くこすらないこと、色素残り、塩素系漂白剤の扱いについて
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フランスベッド公式サイト
確認寝汗・湿度などカビが発生する条件、床への直置きを避けること、通気・換気による予防
-
フランスベッド公式サイト
確認フローリングや畳への直置きによる湿気、ベッドフレームの使用、すのこと通気、カビ発生時の対応
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フランスベッド公式サイト
確認消毒用エタノールを布へ染み込ませて拭く方法と、その後の十分な乾燥
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フランスベッド公式サイト
確認内部まで入り込んだ汚れやカビが自宅で落としにくい場合のクリーニング業者への相談