枕カバーを外したとき、「黒い点がついている」「カビっぽい臭いがする」と気づくことがあります。毎日顔に触れる寝具だけに、そのまま使っていいのか、普通に洗濯すれば取れるのか迷いますよね。
枕カバーには、寝ている間の汗などの汚れがつきます。また、室内の湿度が高い状態はカビが発生しやすい環境につながるため、カバーの汚れだけでなく、湿気や乾燥状態も一緒に確認することが大切です。
黒い点やカビのような臭いがある場合も、まず洗濯表示に沿って洗い、それでも汚れや臭いが残るときは、使用可能な衣料用漂白剤があるかを確認します。
シルク枕カバーや抱き枕カバーでは扱いが異なることもあるため、素材や商品の表示を見ながら対処していきましょう。
枕カバーにカビが生える原因は?まず湿気と汚れを確認
枕カバーに黒い点やカビのような臭いが出たときは、見た目だけで原因を決めず、カバーの汚れや湿り気、枕本体、寝室の湿度などを順番に確認します。

枕カバーに黒い点やカビ臭があるときの確認ポイント
黒い点やカビのような臭いを見つけたときは、見た目だけで原因を決めず、カバーの汚れや湿り気、枕本体、寝室の湿度を順番に確認します。
状態から最初に確認する場所
| 状況 | 確認したいところ | 最初に試したいこと |
|---|---|---|
| 黒い点がある | 枕カバーの洗濯表示 | 表示に沿って洗濯する |
| カビのような臭いがある | カバーと枕本体 | それぞれに臭いや湿気がないか確認する |
| 洗っても再び気になる | 枕本体・寝室 | 湿気や室内湿度を確認する |
| 洗濯後に気になる | カバー全体 | 十分に乾いてから使用する |
枕カバーのカビの落とし方|洗濯表示を確認して順番に対処
黒い点やカビのような臭いが気になる場合でも、いきなり強いカビ取り剤を使うのではなく、まず洗濯表示に沿って洗います。それでも汚れや臭いが残る場合は、枕カバーに使用できる衣料用漂白剤があるかを確認する流れが基本です。

対策1 まず枕から外して洗濯表示を見る
枕カバーは素材や商品によって洗濯方法が異なります。最初にタグを確認し、水洗い・漂白・乾燥に関する条件を見ます。
対策2 まず通常の洗濯から試す
黒い点や臭いが気になる場合も、水洗いできる枕カバーなら、まず洗濯表示に沿った通常の洗濯から始めます。
対策3 通常洗濯で黒い点や臭いが残る場合は衣料用漂白剤を確認する
通常の洗濯後も汚れや臭いが残る場合は、枕カバーと漂白剤の両方の表示を確認し、使用可能な衣料用漂白剤があるかを見ます。
対策4 酸素系漂白剤は商品ごとに使える素材を確認する
酸素系漂白剤には色柄物へ使用できる商品もありますが、すべての素材へ使えるわけではありません。
対策5 塩素系漂白剤は白い枕カバーでも表示を確認する
塩素系漂白剤は使用できる衣類や素材が限られ、色柄物では脱色につながります。
対策6 浴室用のカビ取り剤を枕カバーに流用しない
花王の「強力カビハイター」は浴室などを対象としたカビ取り剤で、公式Q&Aでは液が衣類につくと脱色したり傷んだりすることがあると案内されています。
シルクや抱き枕カバーのカビは素材に合わせて対処する
シルク枕カバーや抱き枕カバーでは、一般的な綿のカバーと同じ洗い方を一律に当てはめないようにします。特にシルクは漂白剤の使用可否が限られるため、カバー側と洗剤・漂白剤側の表示を両方確認してください。

ケース1 シルク枕カバーは洗い方と漂白剤の両方を確認する
シルク枕カバーは商品ごとに洗濯方法が異なり、漂白剤についても使用可否を確認する必要があります。
ケース2 オキシクリーンも種類と素材を確認してから使う
オキシクリーンには複数の商品があり、使用条件がすべて同じとは限りません。
ケース3 抱き枕カバーは素材・プリント・洗濯表示を確認する
抱き枕カバーも商品によって素材やプリント、洗濯方法が異なります。一般的な枕カバーと同じ方法を一律に当てはめないようにします。
枕カバーのカビを防ぐには洗う頻度と乾燥を見直す
黒い点やカビのような臭いが気になったあとは、洗濯頻度や乾燥状態も見直しておきたいところです。枕カバーだけでなく、枕本体や寝室に湿気が残りやすい状態になっていないかも確認します。

予防1 枕カバーを洗う頻度は使用状況に合わせて調整する
枕カバーの洗濯頻度はメーカーによって案内に幅があります。フランスベッドでは週1~2回、西川では毎日または2日に1回の洗い替えを案内しています。
予防2 洗濯後はカバー全体を十分に乾かす
洗った枕カバーは、洗濯表示に従って乾かし、生地全体が乾いてから使用します。
予防3 寝室の湿度が高い場合は室内環境も確認する
東京都の「健康・快適居住環境の指針」では、室内湿度40~60%が目安とされています。
枕カバーのカビが取れないときは無理に漂白を繰り返さない
洗濯したり、使用可能な衣料用漂白剤を使ったりしても黒い点や臭いが残る場合は、さらに強い処理を何度も繰り返さないようにします。漂白剤は種類や素材によって衣類へ影響することがあるため、生地の状態と枕本体の湿気も確認することが大切です。

黒い点やカビ臭さが残る場合
洗濯表示に沿って洗っても黒い点や臭いが残る場合は、同じ処理を何度も繰り返す前に、カバーの状態を確認します。
黒い点だけでは原因を特定できません。洗濯しても状態が変わらない、臭いも残っているといった場合は、枕本体にも臭いや湿気がないか見てみましょう。
繰り返し洗っても状態が変わらず、生地の傷みも目立つ場合は、枕カバーを交換することも選択肢です。
生地が薄くなったり色落ちしたりしたら交換を考える
漂白剤は、種類や使い方、素材によっては生地の色や状態に影響することがあります。
洗濯や漂白を繰り返すうちに、生地が薄くなった、毛羽立ちが増えた、大きく色が抜けたといった変化が目立つ場合は、さらに処理を続けず交換を検討します。
枕カバーは枕本体へ汗などの汚れが直接つくのを抑える役割もあるため、破れや傷みが大きくなっていないかも確認してください。
短期間で再び気になるなら枕本体も確認する
枕カバーを洗ったり交換したりしても、短期間で黒い点や臭いが気になる場合は、枕本体にも湿気や臭いがないか確認します。
洗える枕であれば、取扱表示に従って洗い、中までしっかり乾燥させます。西川でも、洗える枕は中心部まで乾いたことを確認してから使用するよう案内しています。
家庭で洗えない素材の場合は、自己判断で丸洗いせず、メーカーが案内するお手入れ方法を確認してください。
枕カバーのカビに関するよくある疑問
最後に、黒い点やカビのような臭いを見つけたときに迷いやすい点を確認しておきましょう。

枕カバーの黒い点は全部黒カビ?
黒い点があるという見た目だけで、原因を黒カビと断定することはできません。
まずは洗濯表示に沿って洗い、黒い点が変化するか確認します。あわせて、カビのような臭いがあるか、カバーや枕が湿った状態になっていないかも見てみてください。
原因がはっきりしない状態で、最初から強いカビ取り剤を使うのは避けましょう。
ハイターは枕カバーのカビ取りに使える?
「ハイター」という名前だけで使用可否を判断することはできません。衣料用の製品でも、酸素系と塩素系では使用できる素材や色柄が異なります。
枕カバーの洗濯表示で漂白処理ができるか確認したうえで、使用する製品側の「使えるもの・使えないもの」も確認してください。
特に塩素系漂白剤は使用できる素材が限られます。白い枕カバーだから使えるとは限らないため、色だけで判断しないようにします。
また、浴室用の「強力カビハイター」などは衣料用として案内されておらず、花王も液が衣類につくと脱色したり傷んだりすることがあると案内しています。枕カバーには流用せず、衣料用として使用できる製品を選んでください。
洗濯してもカビ臭い場合はどうする?
普通に洗濯しても臭いが残る場合、花王では洗濯物の臭い対策として、使用可能な衣料用漂白剤によるつけ置き漂白などを案内しています。
ただし、これは「枕カバーのカビを除去できる」と断定するものではありません。使用する場合は、枕カバーの漂白表示と漂白剤側の使用条件を確認してください。
それでも臭いが続く場合は、枕本体にも臭いや湿気がないか確認すると、どこに問題が残っているかを見つけやすくなります。
まとめ|枕カバーのカビは洗濯表示を見て早めに対処する

参考・出典
記事内で確認・参照した主な情報源です。
-
確認シルク・シルク混紡など使用できない素材と洗濯表示確認を確認
-
確認衣料用漂白剤は素材や染料によって使用できない場合があり、衣類表示の確認が必要なことを確認
-
確認塩素系・酸素系漂白剤の使用可否、毛・絹などの素材確認を確認
-
確認臭いが残る場合の衣料用漂白剤によるつけ置きと、使用前の表示確認を確認
-
確認液が衣類につくと脱色したり傷んだりすることがある旨を確認
-
確認枕カバーにつく汗などの汚れ、毎日または2日に1回の洗い替え推奨を確認
-
確認週1~2回の洗濯目安、汚れ・臭いが残る場合のつけ置き洗い、ひどい汚れでは漂白剤も使用可能との案内を確認
-
確認枕は中心部まで完全に乾燥させ、水分が残るとカビなどの発生原因になる場合がある旨を確認
-
確認家庭洗濯、漂白、乾燥などの洗濯表示を確認
-
確認室内湿度40~60%の目安を確認










